キャンプ用のコットは、まずハイタイプ(高さ40cm前後)かロータイプ(10〜30cm以下くらい)かを決めると絞れます。キャプテンスタッグの製品で比べると、ハイタイプは約5〜6.5kg、ロータイプは約2.6〜3.1kgと、重さが倍ほど違います。
そのうえで、使うテントに入るか、耐荷重、組み立てやすさ、シートの張りの強さを見ます。この記事では、キャプテンスタッグの公式の解説と製品の仕様、製品評価技術基盤機構(NITE)の注意喚起に沿ってまとめます。
出どころは記事の最後にまとめています。
目次
コットでよくなること・不便なこと
キャプテンスタッグの「コットで快眠 キャンプの寝心地を良くするおすすめコットと選び方」は、コットのよい点と不便な点を次のように挙げています。
- よい点:脚を置く所さえ平らなら、地面の凸凹を気にせず寝床を作れる。地面との間にすき間ができるので、地面から伝わる冷気や熱気をやわらげる。ベンチとしても使える
- 不便な点:基本は一人分の幅なので、寝床が狭く寝返りしづらい。部品が多く強度も要るので重いものが多い。ものによっては組み立てに手間と力がかかる
インナーテントを使わない「土間スタイル」では地面に直接マットを敷きにくいので、コットが役に立つ、とも書かれています。荷物を軽くしたい徒歩やバイクのキャンプなら、マットと寝袋だけにする選択もあります。マットの選び方はキャンプマットの選び方へ。
ハイタイプとロータイプ
ハイタイプ(40cm前後)
- ベンチとして座りやすい
- 下に荷物やコンテナを入れられ、テント内をすっきりまとめられる
- 地面から離れるので冷気や湿気の影響を受けにくい。夏は下を風が通って涼しくなりやすい
- 天井の低いテント(ワンポールなど)では圧迫感があり、そもそも入らないこともある
- 重くなりやすく、ツーリングや電車での移動は少々大変
ロータイプ(10〜30cm以下くらい)
- 重心が低く安定する。天井の低いテントでも使いやすく、車中泊で使いたい人にも向く
- 軽くコンパクトに収納できるものが多く、ソロキャンプやツーリングで使いやすい
- 下に荷物を入れるすき間はない
- 地面に近いぶん、熱気や冷気を受けやすい
キャプテンスタッグの「寝心地が大切!おすすめキャンピングベッド(コット)」には、ロータイプは安定感があり、寝相があまりよくない人やお子さま連れでも安心して寝られる、ともあります。
製品の仕様で比べる(キャプテンスタッグの例)
- 簡単フィールドGIベッド(UB-2009)・ハイ:約5.4kg・耐荷重約100kg。高さ43.5cm、長さ185cm、幅63.5cm。しまうと長さ95cm
- CSブラックラベル キャンピングベッド(UB-2004)・ハイ:約6.5kg・耐荷重約80kg。高さ51cm、長さ183cm、幅67cm。しまうと長さ106cm。広げるだけで組み立てられる
- エクスギア アルミGIキャンピングベッド(UB-2001)・ハイ:約5.0kg。フレームはアルミ。高さ42cm、長さ192cm、幅72cm。しまうと長さ98cm
- トレッカー イージーライトコット(UB-2010・UB-2011)・ロー:約2.6kg・耐荷重約80kg。高さ15cm、奥行182cm、幅64cm。しまうと長さ53cm
- グラシア ロースタイルコンパクトベッド(UB-2005)・ロー:約3.1kg。高さ18cm、長さ180cm、幅60cm。しまうと長さ65cm
同じハイタイプでも耐荷重は80kgと100kgで違います。体重と、上に置く寝袋やマットの重さを足しても表示を超えないものを選んでください。長さは180〜192cm、幅は60〜72cmです。テントの床に何台並べるかを、この寸法で先に確かめておくと安心です。キャプテンスタッグのコットは楽天市場で探せます。
寝心地はシートの張りで決まる
キャプテンスタッグは、コットの寝心地はシートの張りの強さで決まる、と説明しています。
- 張りが強いと、体の動きの影響を受けにくく寝返りが打ちやすい。そのかわり硬く感じることがある
- 包み込まれるような柔らかさが好きなら、張りに余裕のあるタイプを
- 張りが強いものほど、組み立てで強く引っ張る力が要る。力の弱い人には悩ましい点で、最近は軽い力で張れるものも増えている
好みが分かれるところなので、できれば店やアウトドアのイベントで一度横になって試すよう勧めています。
組み立て方:広げるだけか、組み立てるか
広げるだけで設営できる折りたたみ式と、使うときにフレームを通して組み立てる式があります。キャプテンスタッグは、組み立て式も決して難しくはなく、一手間かかるかどうかの違いだとしています。折りたたみ式は簡単で便利な反面、重くかさばりやすい、とも書いています。
安全に使うために
NITEは、レジャー用の折りたたみいす・ベッドの事故の注意喚起で、小学生の男の子が折りたたみベッドに座ったとき、座面のフレームと脚の間に小指を挟んでけがをした例を挙げています(NITE「レジャー用折りたたみいす等の事故」)。事故を防ぐため、次のことを呼びかけています。
- 組み立てやしまうときに、折りたたむ部分(動く部分)に手指を挟まない
- 平らな場所に置いて使う
- 直射日光や風雨が当たる場所で保管すると強度が落ち、使うときに壊れるおそれがある。取扱説明書に従って保管する
子どもが組み立てや片づけをそばで見ているときは、特に気をつけてください。
寒い時期に使うとき
キャプテンスタッグは、ロータイプは地面に近いぶん冷気を受けやすい、と書いています。コットの高さだけで暖かさは決まらないので、寒い時期の寝床は、寝袋の快適温度とマットの断熱の数字で考えるのが確かです。冬のソロキャンプは何度まで?寝袋の「快適温度」とマットのR値にまとめています。寝袋そのものの選び方は寝袋の種類と選び方へ。
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買う前のチェックリスト
- □ ハイタイプかロータイプか(テントの天井の高さと、運び方で決める)
- □ 組み立てたときの長さ・幅がテントの床に収まるか(何台並べるか)
- □ 耐荷重(体重+寝具の重さを超えないか)
- □ 重さと収納サイズ
- □ 広げるだけか、組み立て式か。張るのに力が要らないか
- □ シートの張りの強さ(試せるなら横になってみる)
よくある質問
Q1. コットは必ず要りますか?
必須ではありません。地面の凸凹が気になる、土間スタイルで寝たい、ベンチとしても使いたい、という人には向きます。荷物を軽くしたいなら、マットと寝袋だけにする方法もあります。
Q2. 子どもに使わせても大丈夫ですか?
キャプテンスタッグは、安定感のあるロータイプはお子さま連れでも安全に使える、としています。組み立てや片づけのときは、NITEの例のように折りたたむ部分に指を挟まないよう、大人がそばで見てください。
Q3. 車中泊にも使えますか?
キャプテンスタッグは、ロータイプは車中泊で使いたい人にもおすすめ、としています。車内に収まるかは、組み立てたときの長さ・幅・高さと、車内の寸法を比べて確かめてください。
まとめ
- まずハイタイプ(40cm前後)かロータイプ(10〜30cm以下)か。重さは倍ほど違う
- ハイは荷物を下に置けて冷気や湿気を受けにくいが、天井の低いテントには入らないことも。ローは軽く安定する
- 耐荷重は製品で80kg・100kgなどと違う。寝具の重さも足して選ぶ
- 寝心地はシートの張りで決まる。張りが強いほど組み立てに力が要る
- 指を挟まない・平らな所に置く・日光や風雨の当たる所に置きっぱなしにしない
参考にした情報源
- キャプテンスタッグ「寝心地が大切!おすすめキャンピングベッド(コット)」
- キャプテンスタッグ「コットで快眠 キャンプの寝心地を良くするおすすめコットと選び方」
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「レジャー用折りたたみいす等の事故」(PDF)
2026年10月17日に全体を書き直しました。高さ・重さ・耐荷重を実際の製品の仕様に置き換え、安全の注意をNITEの資料に沿って足しました。出どころを示せない記述(価格帯、身長や体重に足す余裕の目安、体験談、季節ごとの使い方など)は外しました。

