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テントサウナは、テントの中に薪ストーブを入れて室内を温める道具だ。キャンプに持っていけば、自分たちだけのサウナになる。ただし、焚き火と同じ「火を使う道具」であり、しかも閉じた幕の中で燃やす。買う前・持っていく前に確かめておきたいことが、道具選びとは別にいくつもある。
この記事では、東京都と長野県が出しているテントサウナの扱い、キャンプ場2か所の場内ルール、テントサウナのメーカー「Iam Sauna」が公式ページに載せている安全の注意、消費者庁がまとめたサウナ浴の事故と注意点、警察庁の水難の統計を読み、キャンプでテントサウナを使う前の判断材料を並べる。
各ページの内容は、2026年9月25日に確かめた時点のもの。キャンプ場のルールや商品の価格は変わることがあるので、出かける前・買う前に必ずその時点の公式ページで確かめてほしい。
目次
先に結論:テントサウナを持っていく前に確かめる4つのこと
- そのキャンプ場で使えるか……個人で楽しむぶんには、保健所が所管する法律のうえでは制限が無い、と東京都の保健所は説明している。けれど、キャンプ場が独自に持ち込みを断っている例がある。まず場内ルールを見る
- 天気と火……メーカーは、雨・強風・煙突が雪でふさがりそうな日は使わないよう書いている。ストーブの下の地面と、煙突の火の粉にも備えが要る
- 一酸化炭素……吸気口と排気口を開けたまま使う、ストーブを燃やしたまま中で寝ない、チェッカーは置くが頼りきらない
- 水風呂と体調……消費者庁は、サウナから出てすぐ冷水に入ることを危険だとしている。川や湖を水風呂にするなら、水難の注意もそのまま当てはまる
このほか、買うかどうかを決めるときに見る価格・重さ・返品の条件は、後半の「買うなら」の節にまとめた。
テントサウナは、キャンプ場に持ち込んで使えるのか
個人で楽しむぶんには、保健所の許可は要らないとされている
東京都西多摩保健所のページ「テントサウナの営業について」(2023年7月14日更新)は、キャンプ場やバーベキュー場で個人がテントサウナを設置して楽しむ場合について、保健所が所管する法律のうえでは特に制限は無い、としている。一方で、テントサウナを設けてほかの人を入浴させる場合は、テントを張るたびに公衆浴場法にもとづく許可が必要になる、とも書いている。
同じページは注意事項として、保健所が所管する公衆浴場法・旅館業法のほかに、消防法、河川法、自然公園法などの法令や、自治体が定める規定について、それぞれの担当部署に確かめる必要がある、と添えている。
長野県も、県民からの質問に答える形で同じ趣旨を書いている(2023年2月20日回答)。回答によると、テントサウナを個人で楽しむために設置・使用すること自体を制限する法令は無いが、設置する場所にかかっている土地利用の規制に応じた手続きが要る。中部山岳国立公園についての回答では、国立公園の中ではテントサウナを一時的に設置・使用することも自然公園法上の仮設の工作物の新設にあたり、特別地域(特別保護地区を除く)と特別保護地区では工作物の新設の許可が必要になる。特別保護地区については、学術研究などの目的でなければ許可が出ないといった細かな基準がある、とも書いている。野営場(テントサイト)が設定されている場所では、地種区分に関わらず自然公園法の許可・届出は不要とされているが、その場合も土地の所有者・管理者の承諾や、野営場の管理者が定めたルールに従う必要がある、としている。
河川敷については、営利目的の活動や、継続的・排他的な使い方をしない限り、公共の空間として誰でも自由に使える場所だと説明している。そのうえで屋外のテントサウナも、個人が一時的に使うぶんには基本的に問題は無いだろう、という見方を示している。そのうえで、騒音や悪臭などで他の河川利用者や近隣の住民の迷惑にならないよう十分に配慮し、節度を守ってほしい、と求めている。ただし利用の内容や方法によっては、事前に河川管理者の許可が要る場合もある、と添えている。
キャンプ場については、長野県の回答は、公衆浴場法の規制とは別に、キャンプ場がテントサウナの設置についてルールを定めている場合があるので、事前にキャンプ場の管理者へ確かめることを勧めている。
キャンプ場のルールは、場所によって正反対のこともある
実際に、公式ページでテントサウナの扱いを明記しているキャンプ場を2か所並べてみる(野呂ロッジの案内/八風キャンプ場のご利用案内とよくある質問)。
| 青野原 野呂ロッジキャンプ場(神奈川県) | 八風キャンプ場(三重県菰野町) | |
|---|---|---|
| 自分のテントサウナを持ち込めるか | 持ち込める。提携業者などの外部レンタルも可 | 持ち込んでの使用は禁止 |
| 代わりの手段 | キャンプ場自身はテントサウナを貸していない | キャンプ場のレンタル品を使う(デイキャンプの客も、サウナテントだけは借りられる) |
| 料金・申し込み | 設置料 1日あたり2,000円。予約のときにあわせて申し込む(持ち込みでも外部レンタルでも) | レンタルの料金と申し込み方法は、キャンプ場に確かめる |
| 場所・時間 | デイキャンプエリアに設置。夕方16時30分に完全撤収で、夜は張ったままにできない。設置と撤収は自分で行う。デイキャンプエリアの予約が満場・混雑のときは、設置できない・予約を受けられない場合がある | ― |
野呂ロッジは、外部業者がテントサウナを設置したり客を集めたりする営業活動は断っている、とも書いている。
ここからは筆者の読み方だ。同じ「テントサウナ」でも、持ち込めるキャンプ場、借りれば使えるキャンプ場、時間とエリアを区切って認めるキャンプ場がある。予約の前に、少なくとも次の点をキャンプ場に確かめておくと、当日に困らない。
- 持ち込みでよいか、キャンプ場のレンタルを使う決まりか
- 張ってよい場所(区画サイトの中でよいのか、決まったエリアだけか)
- 設置料の有無と、何時までに片付けるか
- 灰や燃えかすをどこに捨てるか
最後の点は、メーカーのIam Saunaもマナーの項で触れていて、薪の燃えかすと灰はバケツに入れ、決められた捨て場に出すか、火が消えたのを確かめて持ち帰るよう呼びかけている。
天気と火:メーカーが「使わない」「置かない」としている条件
雨・強風・雪の日は避ける
Iam Saunaの公式ページの「よくある質問」は、使うのに向かない天候として次の3つを挙げている。
- 雨……テントは完全防水ではないので、雨の日の使用は避ける
- 強い風……ガイロープとペグで張っていても、テントが飛ばされるおそれがあるので使わない
- 雪……降雪で煙突がふさがれるおそれがあるとき、雪の重みでテントがつぶれるおそれがあるときは使わない
強風については、テント単品の商品ページにも理由が書かれている。風で煙突が外れると、落ちたときにテントへ火が移ったりやけどをしたりするおそれがあり、煙がサイトの中へ逆流して充満するおそれもある、という。
ストーブまわりと、地面・煙突の火の粉
テント単品とストーブ単品の商品ページには、同じ「テントでストーブを使う際のご注意点」が載っている。やけどと火事について書かれていることを、自分の言葉でまとめるとこうなる。
- ストーブの燃焼室と煙突は、使っている間とても熱くなる。触らない
- 煙突をテントの外へ出すところで、布地が煙突に近すぎたり触れたりしていると発火する
- 衣類のような燃えやすいものをストーブのそばに置かない。ガス缶は熱で中の圧力が上がり、爆発するおそれがある
- 煙突から出た火の粉で、テントやタープが溶けることがある
- ストーブの下の芝生が、本体からの輻射熱で燃えることがある。焚き火シートや燃えない板を地面に敷く、本体の高さを調整するといった工夫が要る
- テントの中に水を2L以上 常に置いておく
火の粉については、テント単品のページがはっきり書いている。天井の生地には難燃加工をしているが、薪ストーブを使う以上、煙突から出た火の粉による穴あきはどうしてもゼロにはならない、という。ストーブの内部には火の粉を抑える「中子」という部品があり、さらにリスクを減らすオプションとしてスパークアレスターの設置を勧めている。
地面に敷くシートについては、当サイトの焚き火シートで芝生は守れるかを調べた記事で、メーカー自身が「熱を完全に遮断するものではない」と書いていることを取り上げている。シートを敷けば地面が無傷、とは考えないほうがいい。
また、林野火災注意報・警報が出ている日の扱いにも注意したい。発令中に屋外で何の火が使えなくなるかは市町村の火災予防条例で決まるので、その日に使ってよいかは、その土地の市町村・消防に確かめてほしい。仕組みは焚き火なしのキャンプの過ごし方|直火禁止と林野火災警報は別物、夜の組み立て方で詳しく書いた。
一酸化炭素:閉じた幕の中で薪を燃やす道具だということ
Iam Saunaのテント単品の商品ページは、薪ストーブを使うときにいちばん注意すべきは一酸化炭素中毒だ、としている。煙突やストーブにススが詰まった状態だと、テント内に一酸化炭素がたまっていても気づけないことがある。一酸化炭素は無色無臭なので、気づかないまま中毒になることもある、とも書いている。
メーカーが「よくある質問」と商品ページに書いている対策を、項目ごとに並べる。
| いつ | メーカーが求めていること |
|---|---|
| 設営の前 | 毎回、煙突の先端まで詰まりが無いか掃除する。ストーブの煙突差し込み部分の詰まりも確かめる |
| 組み立て | 煙突は全部のパーツをしっかりつないだ長さで使う。高さが足りないと上昇気流が起きず、煙がテント内へ逆流することがある |
| 燃やしている間 | テントのストーブ裏側の吸気口と、天井の排気口を常に開けておく。1時間おきに外の新しい空気を入れる。ストーブの扉は、薪を入れるとき以外は閉じる |
| 天気 | 強風の日は使わない。まれに、煙突に風が入り込んでテント内へ逆流することがある |
| 夜 | ストーブを使ったまま、テントの中で寝ない |
| 道具 | 一酸化炭素チェッカーを、使う空間の中に置く。ただし故障や電池切れがあるので、過信はしない |
チェッカーを「頼りきらない」という点は、当サイトのキャンプの一酸化炭素中毒対策|換気の正しいやり方と、警報器に頼りきってはいけない理由でも、警報器はCOを減らす道具ではなく気づくための道具だ、という形で書いている。筆者の考えでは、テントサウナは「暖房として少し燃やす」使い方ではなく、室内をサウナの温度まで上げるために燃やし続ける道具なので、換気の決まりを省く理由にはならない。
水風呂と体調:消費者庁の注意を、屋外に置き換える
サウナ浴の事故は、アウトドアでも起きている
消費者庁は2024年6月5日に、サウナ浴の事故への注意を呼びかける資料(PDF)を公表している。事故情報データバンクには、サウナ浴に関する事故が78件登録され、けがをした人は82人(2024年4月末時点)。場所別では「入浴施設」の45人が半数以上を占め、「屋外(アウトドア)」は2人、「住宅(家庭用サウナ)」は4人だった。けがの内容は、やけど31件、切り傷・擦り傷など24件、骨折・打撲14件の順だった。
資料は、アウトドアタイプとしてテント型のサウナにも触れたうえで、次のような入り方を事故につながるものとして挙げている。体を温度に慣らさずにいきなりサウナ室に入る、我慢して長くサウナ浴をする、お酒を飲んだあとにサウナ浴をする、といったものだ。
サウナから出て、すぐ冷水に入らない
消費者庁の資料は、脱衣してすぐサウナ室に入る、サウナ室から出てすぐ水風呂に入る、といった急な温度変化を伴う行為について、いわゆるヒートショックに近い状態を自分で招くことになりかねず、大変危険だとしている。体が温まって血管が開いた状態からすぐ水風呂に入ると、血管の収縮と水圧で血圧が上がり、心臓に大きな負担がかかる、という。
資料に添えられた有識者のコメント(東京都市大学の早坂信哉教授)は、さらに具体的だ。サウナ直後に突然水風呂に浸かると血圧が200程度(単位はmmHg)まで上がったという報告があること、脳卒中や心筋梗塞、狭心症を起こすおそれがあることを挙げ、水風呂に入るなら、先にぬるめのお湯で汗を流し、手足への水かけなどで少しずつ水温に体を慣らすよう書いている。苦手な人は無理に水風呂に入る必要はなく、入ると動悸がしたり胸が苦しく感じたりする人は入らないほうが良い、ともしている。本文では、水風呂が苦手な人は、サウナ浴と外気浴を交互にする入り方も検討するよう勧めている。
水分・お酒・持病について、資料が挙げていること
資料の有識者のコメントから、テントサウナにも当てはまりそうな項目を拾うと次のとおり(全部ではない。原文は下の出典から読める)。
- 入る前にコップ1〜2杯の水分をとる。汗は10分間のサウナ浴で500mLほど出るという報告もあるので、入る前後だけでなく入っている間もこまめに飲む
- お酒を飲んだあと(二日酔いを含む)、食事や運動の直後、体調がすぐれないとき、病気の活動期(とくに熱があるとき)などは利用を避ける
- 心臓や肺の病気が重く、ちょっと体を動かしただけで息が苦しくなる人も、利用を避ける側に入る。体にむくみが出ているとき、出血が目で見てわかるとき、体がひどく弱っているときも同じ
- 妊娠中の人、高血圧や心臓の病気で治療中の人、脳卒中を起こしたことのある人、慢性の病気が急に悪くなってきた人は、先に主治医に確かめる
- 汗が出てきたら、滴るまで我慢せず一度出る。動悸を感じたときも出る
- 終わったら体を冷やさないように水滴を拭いて服を着て、血圧が落ち着くまで30分ほど休む。そのあともコップ1〜2杯の水分をとる
また資料は、非常用ボタンの無い家庭用サウナを使うときは、周りの人に声をかけてから使うよう書いている。ここからは筆者の読み方だ。テントサウナにも非常用ボタンは無い。家庭用サウナと同じく、入る前に外にいる人へ声をかけ、1人きりで入らない段取りにしておきたい。
川や湖を水風呂にするなら、水難の注意がそのまま当てはまる
警察庁の「令和6年における水難の概況等」(2025年6月19日)によると、令和6年の水難の死者・行方不明者は816人で、場所別では河川が288人(35.3%)だった。警察庁は水難を防ぐための注意として、事前に気象情報を確かめること、そして釣り・水泳や、中洲・河原でのバーベキューは、上流で雨が降っているなど川が増水するおそれが高いときには行わないことを挙げている。あわせて、体調が悪いときや飲酒したときなどは海や川に入らないよう書いている。
Iam Saunaの「よくある質問」も、子どもが使う場合について、大人よりも熱さに弱いので配慮が要ること、子どもだけでの使用は避けること、水辺で使うときは誤っておぼれることが無いよう目を離さないことを書いている。
ここからは筆者の読み方だ。サウナのあとの体は、消費者庁が挙げる「急な温度変化」の直前にいる。そこで流れのある川に入るのは、入浴施設の水風呂とは条件が違う。川べりでテントサウナを使うなら、子ども連れの水辺の備えも含めて、キャンプの川遊びの安全対策!子ども用ライフジャケットの選び方と、正しい着せ方3ステップもあわせて読んでおいてほしい。
買うなら:Iam Saunaのテントとストーブを、価格・重さ・中身で比べる
ここまでの条件を確かめて、それでも自分のテントサウナを持ちたいとなったときの材料として、国内のテントサウナブランド「Iam Sauna」の公式ストアに載っている4つの商品を並べる。価格は2026年9月25日に公式ストアで確かめた表示価格(ページ上の表記は「セール価格」)。同ストアの特定商取引法に関する表記には、商品価格は消費税込みと書かれている。
| 商品 | 表示価格(税込) | 送料(税込・沖縄と離島を除く) | 中身 |
|---|---|---|---|
| テントサウナ用テント 単品 | 98,000円 | 3,300円 | テント(煙突窓用パッチ・収納バッグ・ペグ・ロープ付き) |
| 国産薪ストーブ「tanzawa3」単品 | 110,000円 | 2,200円 | ストーブ(煙突7本付き) |
| テントサウナセット(テントとストーブの組み合わせ) | 208,000円 | 5,500円 | テントと「tanzawa3」 |
| スターターセット(テント・ストーブにギアを足したもの) | 244,000円 | 6,160円 | テント・「tanzawa3」に、サウナストーン(約11.5kg)、ロウリュ用ひしゃくと桶、温湿度計、耐熱グローブ、一酸化炭素チェッカーが付く |
スターターセットのページは、テント・ストーブ・ストーン以外のギアについて、写真とデザインが異なる同等商品が届く場合がある、と断っている。
仕様で見ておきたいところ
- テントの大きさと重さ……展開時は220 × 220 × 高さ185cmで、最大7人まで入れるとしている。正味重量は17.2kg。約60秒で1人でも設営できる、とメーカーは書いている
- テントの防水……外側の生地は防水加工のオックスフォードだが、「完全防水ではありません」と明記されている(上で見た「雨の日は避ける」の理由)
- ストーブ……本体は鉄(SPCC)で日本製、重量は約18kg。煙突はステンレスで、組み立てたあとの長さは2135mm。天板のサウナストーンは、よくある質問で「推奨20kg迄」とされている
- 使い始め……初めて使うときは、ストーンを載せずに約1時間 空焼きをして、臭いと煙が出なくなるまで焼き付ける。サウナに入るのは、ストーンが芯まで熱くなるよう30分から1時間ほど燃やしてから
- 薪……長さは30cmから、標準の36cmが推奨。薪の種類と乾き具合で変わるが、1束(5-7kg)でおよそ1時間もつ、とメーカーは書いている
- ほかのストーブとの組み合わせ……テントは他社のストーブでも使えるが、室内の温度が上がりにくかったり、テントの故障につながったりする場合があるとして、「tanzawa」を勧めている
テントを使うなら、正味17.2kgのテントと約18kgのストーブを、両方運ぶことになる。実際にはこれにストーン・薪・水が加わる。ここからは筆者の読み方だ。車をサイトの横に停められるか、駐車場から運ぶ距離はどれくらいかも、キャンプ場選びの条件に入れておくとよい。
買う前に知っておきたい、返品と修理の条件
公式ストアの特定商取引法に関する表記では、客の都合によるキャンセル・返品・交換は受け付けていない。商品が不良の場合に限って新品と交換し、不良の連絡は到着から5日以内に、としている。発送は、決済を確認してから5営業日以内。
修理については、ストーブは国内の製造工場でのメンテナンス(有償)、テントは国内の提携業者での修理・クリーニング(別途費用)に対応すると書かれている。交換用の部品も有償で買える。
「買わない」選択肢もある
上で見たとおり、八風キャンプ場のようにキャンプ場がテントサウナを貸している例や、野呂ロッジのように外部レンタルの持ち込みを認めている例がある。年に何回使うか、車で運べるか、保管場所があるかで、買うか借りるかの答えは変わる。一度借りて、設営・換気・後片付けまでを自分でやってみてから決める、という順番も取れる。
自分で持つと決めたなら、公式ストアでテント単品・ストーブ単品・セットの仕様と、最新の価格・送料を確かめてから選んでほしい。
Iam Saunaの公式ストアで、テントサウナの仕様と価格を見る
まとめ
- 個人で楽しむテントサウナは、保健所が所管する法律のうえでは制限が無い、と東京都の保健所は説明している。ただし国立公園の特別地域などでは自然公園法の許可が要り(野営場として設定された場所では不要とされるが、土地の管理者や野営場のルールには従う)、キャンプ場は独自に持ち込みを禁止していることがある(八風キャンプ場)。予約の前に場内ルールを確かめる
- メーカーは、雨・強風・煙突が雪でふさがりそうな日は使わないよう書いている。ストーブの下の地面と、煙突からの火の粉にも備え、テント内に水を2L以上 置く
- 吸気口と排気口は開けたまま、1時間おきに外気を入れ、ストーブを燃やしたまま中で寝ない。一酸化炭素チェッカーは置くが、故障や電池切れがあるので過信しない
- 消費者庁は、サウナから出てすぐ水風呂に入ることを大変危険だとしている。水風呂は少しずつ体を慣らし、苦手なら入らなくてよい。川を水風呂にするなら、増水のおそれ・体調・飲酒について警察庁の水難の注意がそのまま当てはまる
- Iam Saunaのセットは208,000円(税込・2026年9月25日時点の「セール価格」表示)から。客の都合による返品は受け付けていないので、借りて試してから決める道もある
参考にした情報源
- 東京都西多摩保健所「テントサウナの営業について」(2023年7月14日更新)(個人利用と営業の区別、公衆浴場法の許可、ほかの法令の確認)
- 長野県「屋外テントサウナ利用に関する法制度、ルールについて」(県民ホットライン 2023年2月20日回答)(国立公園・河川敷・キャンプ場での扱い)
- 青野原 野呂ロッジキャンプ場「テントサウナ」(持ち込みと外部レンタル、設置料、設置場所と撤収時刻)
- 八風キャンプ場「ご利用案内」(テントサウナの持ち込み使用の禁止、デイキャンプでのレンタル)
- 八風キャンプ場「よくある質問」(サウナテントの使用について)
- Iam Sauna 公式サイト(FAQ・MANNERS)(必要なもの、使える場所、一酸化炭素、適さない天候、子どもの使用、灰の始末)
- Iam Sauna「テントサウナ用テント 単品」(仕様、火の粉と難燃加工、テントでストーブを使う際の注意点)
- Iam Sauna「国産薪ストーブ tanzawa3 単品」(仕様、使い始めと使用のポイント、注意点)
- Iam Sauna「テントサウナセット【テント + ストーブ セット】」(価格、送料)
- Iam Sauna「テントサウナ スターターセット」(セット内容、価格、送料)
- Iam Sauna「特定商取引法に関する表記」(税込の表示、発送時期、返品・交換の条件)
- 消費者庁「サウナ浴での事故に注意 ― 体調に合わせて無理せず安全に ―」(事故の件数と場所)
- 消費者庁 同 公表資料(PDF・2024年6月5日)(注意いただきたいポイント、有識者のコメント)
- 警察庁「令和6年における水難の概況等」(PDF・2025年6月19日)(場所別の死者・行方不明者、水難の防止対策)


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