使わなくなったテントやタープの手放し方は、大きく分けて4つあります。壊れていて使えないなら、まず住んでいる市区町村の粗大ごみを調べてください。たとえば大阪市はテント(一式)が400円、東京都渋谷区はテントとタープが400円、千葉市はテントとタープが390円です。まだ使えるなら、売って次の道具の足しにする道もあります。回収業者に頼むときは、頼む前に「許可」を確かめてください。


目次
テントやタープを手放す4つの方法
- 粗大ごみに出す … 自分で申し込み、決められた日に出す。手数料は自治体と品目しだい(下の3市区では数百円)
- 不用品回収の業者に頼む … 家まで取りに来てもらえる。ほかの不用品とまとめて出したいとき向け。頼む前に許可の確認が要る
- フリマアプリで売る … 値段は自分で決められるが、手数料と送料がかかる
- キャンプ用品の買取に出す … 手間が少ない。値段は査定しだい
先に、自分の道具がどれに当てはまるかを決めておくと迷いません。
- ポールが折れた、生地が破れた ── まず直せるかを考える(下の「捨てる前に」を参照)
- カビや加水分解で、使うのをあきらめた ── 1 の粗大ごみ
- 引っ越しなどで、家具や家電もまとめて処分したい ── 2 の回収業者(許可の確認を忘れずに)
- まだ普通に使える ── 3 か 4 で売る
テントやタープだけでなく、キャンプをやめて道具をまとめて手放すときは、品目ごとの分け方をキャンプをやめるときの道具の処分(売る・譲る・捨てる)にまとめています。
粗大ごみに出す:大阪市・渋谷区・千葉市の手数料
3つの市区の手数料表を見ると、テントは3つとも品目として載っています。タープは渋谷区と千葉市には載っていますが、大阪市の表にはありません(2026年9月24日に各自治体の表で確認)。
| 自治体 | 品目の名前 | 手数料 |
|---|---|---|
| 大阪市 | テント(一式) ※タープの品目は無い | 400円 |
| 東京都渋谷区 | キャンプ用品(テント・タープ・寝袋) | 400円 |
| 千葉市 | キャンプテント・タープ(支柱・枠) | 390円 |
出典:大阪市「粗大ごみ処理手数料一覧表」/渋谷区「粗大ごみ品目手数料一覧」/千葉市「粗大ごみ処理手数料一覧」
この3市区のテント・タープは、どれも数百円でした。ただし、品目の分け方も手数料も自治体ごとに決めています。渋谷区の表では、テントとタープと寝袋が同じ品目にまとめられています。
表の品目に無い物は、別の決まりで手数料が決まり、高くなることもあります。たとえば大阪市では、どの品目にも当てはまらない物は、幅・奥行・高さの合計によって200円から1,000円までの4段階です。タープだけ、ポールだけを出すときは、お住まいの自治体の表でどの扱いになるかを確かめてください。
出し方の流れ
- 「(お住まいの市区町村名) 粗大ごみ」で検索し、市区町村の公式ページを開く
- 品目の一覧でテント・タープの手数料と、1点として数える範囲を確かめる
- 電話かインターネットで収集を申し込む
- 手数料を払い、指定の日に出す(処理券のシールを買って貼る方法のほか、千葉市のようにインターネットやLINEで申し込むと電子決済で払える自治体もあります)
小さくたためるテントでも、普通ごみの袋に入れてよいかは自治体の決まりしだいです。自己判断で袋に入れず、分別の一覧で確かめてから出してください。
なお、キャンプで余ったガス缶(CB缶・OD缶)は、テントと一緒には出せません。捨て方はガス缶の捨て方の記事にまとめています。
焚き火台やバーベキューコンロを捨てるときの、金属ごみと粗大ごみの分かれ目は、バーベキューコンロ・焚き火台の捨て方の記事で市ごとに比べています。
ポータブル電源は、ごみの日に出す前に市区町村の案内とメーカーの回収を確かめる順番を、ポータブル電源の捨て方の記事にまとめています。
不用品回収の業者に頼む:先に「許可」を確かめる
家まで取りに来てもらえるので、引っ越しなどでほかの不用品もまとめて出したいときには便利です。料金は業者ごとに違うので、上の粗大ごみの手数料と見積もりを並べて比べてから決めてください。
ここで大事なのが許可です。環境省のQ&Aによると、家庭のごみを業者が集めて運ぶには、市区町村が出す一般廃棄物処理業の許可を持っているか、市区町村から委託を受けていることが条件です。同じQ&Aでは、「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」だけでは家庭の廃棄物は回収できない、とも説明しています。
国民生活センターによると、不用品回収サービスをめぐる相談は2021年度に2,000件を超えました。安い定額のパックで申し込んだのに、作業のあとで高い料金を求められた、という相談が挙げられています。
頼む前に確かめたいことは3つです。
- その業者が、住んでいる市区町村の一般廃棄物処理業の許可業者か(市区町村のホームページや窓口で確かめられる)
- あとから足される料金が無いか。何をしていくらかかるのかを、はっきり示してもらう
- キャンセルしたときにお金がかかるか
困ったときの相談先は、消費者ホットライン「188」です。近くの消費生活センターなどにつないでもらえます。
出典:環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」/国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」
フリマアプリで売る:手数料と送料を先に計算する
まだ使えるテントなら、フリマアプリで売ると処分代がかからず、手元にお金が残ることもあります。値段を自分で決められるのが良いところです。
気をつけたいのは、売れたあとに引かれるお金です。メルカリの販売手数料は売値の10%です。送料も、着払いにしなければ出品した側が払います。テントやタープは大きくて重いので、送料が高めになりがちです。出品する前に、たたんだときの大きさと重さを測って送料を調べ、手数料と送料を引いても売る意味があるかを計算しておきましょう。
出典:メルカリ「メルカリで利益を出すには?利益計算の考え方」
出品するときは、ポール・ペグ・張り綱などの付属品がそろっているか、カビや臭い、破れ、防水の傷みがないかを、写真と説明文で正直に伝えておくと、あとのやり取りで困りません。
キャンプ用品の買取に出す:梱包して送るだけ
キャンプ用品を扱う買取のサービスに出す方法もあります。箱に詰めて送るか持ち込むだけなので、自分で出品してやり取りする手間がかかりません。フリマアプリより手取りが少なくなることもありますが、買い手を待たずに一度で片づけられます。
査定の基準、送料やキャンセルの扱いは、サービスごとに違います。申し込む前に、それぞれの公式サイトで条件を確かめてください。
捨てる前に:直せば使えることもある
ポールが1本折れた、タープに小さな穴があいた、というだけなら、捨てる前に直せるかを見てください。
- テントのポールが折れたとき ── その場の応急処置と、帰ってからの修理3つの選択肢
- タープが破れたとき ── リペアシートの貼り方と生地の確認
- カビや汚れが気になるとき ── テントの手入れ・洗い方とカビ対策
キャンプに行くのが年に数回なら、買い直さずに借りる手もあります。料金と返し方の決まりはキャンプ道具をレンタルするか買うかを比べた記事で比べています。


参考にした情報源
- 大阪市「粗大ごみ処理手数料一覧表」
- 渋谷区「粗大ごみ品目手数料一覧」
- 千葉市「粗大ごみ処理手数料一覧」
- 環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」
- 国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」(2022年11月2日公表)
- メルカリ「メルカリで利益を出すには?利益計算の考え方と出品で損をしないためのポイント」
※手数料・料金は2026年9月24日に確認したものです。変わることがあるので、出す前にお住まいの自治体の最新の案内を確かめてください。

