鉈や斧とちょっと違うけど注意すればだれでもできるよ!
それじゃあバトニングに必要なナイフについて説明していくね♪
目次
バトニングナイフとは?
バトニングとはブッシュクラフトで薪をナイフで割る作業の事です。
ではブッシュクラフトとはなにかというとブッシュクラフトと言う言葉は北欧のフィンランドやノルウェーが発祥で、自然の中で生活をする知恵や技術のことを指します。
基本的に自然の中で生活するための物は、全て自分で作り出すというのがコンセプトなのがブッシュクラフトです。
そのブッシュクラフトを語る上でバトニングは外すことのできない重要な要素です。
アウトドアにおいて火は重要あることは皆が知ってるところですが、火の元になる薪が無ければ火は維持できません。
その薪をナイフで裂く行為の事がバトニングになります。
バトニングナイフは、薪を割る以外にも、調理やクラフトに使用できます。
是非、自分にあったバトニングナイフを選びましょう。
バトニングナイフを選ぶときのポイント3つ
バトニングナイフを選ぶポイントは大きく分けて3つあります。
- 持ちやすいもの
- 用途に合った刃の素材
- 刃の形状と大きさ
それでは細かく見ていきましょう♪
自分が持ちやすいものを選ぶ
バトニングナイフの持ちやすさはタングによります。
タングとは、ナイフのグリップ(ハンドル)に当たるパーツのことでタングには、
- フルタング
- ナロータング
- コンシールドタング
- ハーフタング
などの種類があります。
また取り回しやすいサイズ・手が疲れない重さや重心も留意しましょう。
フルタング
板状の鋼材に両側からハンドル材を挟んで加工したナイフはフルタングと呼ばれます。
一番強度があって他のタングに比べて重量もあるため、バトニングに最もおすすめのタングです。
ナロータング
鋼材がハンドルの幅より小さくてハンドルにタングを差し込み接着、固定したものをナロータングといいます。
北欧のナイフは、ナロータングが多いです。
ナロータングでもバトニングは可能です。
コンシールドタング
タングに溝をつけハンドル材で両側から挟み込むのはコンシールドタングと呼ばれます。
日本刀はこのタングの種類で作られています。
用途に合わせて刃の材質を考える
刃の素材は
- カーボンスチール
- スチール
の2種類あります。
それぞれの特徴を見ていきましょう♪
カーボンスチール
カーボンスチールは昔から刃物に使用されていて、研ぎやすく切れ味に優れています。
特に ハイカーボンスチールは剛性もあって切れ味や刃持ちが良いことから、長く使用でき、バトニングナイフとしておすすめです。
ステンレススチール
ステンレス鋼は錆に強いですが、切れ味や硬度がカーボンスチールに比べて劣ると言われています。
しかしH-1鋼というステンレスは錆に強いだけでなく優れた硬度と切れ味があります。
手入れのしやすさと防錆性から最近ではステンレススチールがナイフの主流となっています。
刃の形状と大きさも考えよう
バトニングナイフを選ぶ時は刃の形状と大きさも考慮しましょう。
刃の形状は グラインドと呼ばれ、板状のナイフ鋼材に刃付けした加工です。
大きさは、3mm以上の刃厚があり、刃の身幅が大きく刃長が薪の直径より長いサイズだと扱いやすくなります。
コンベックスグラインド
コンベックスグラインドは、強度が高くバトニングに適した刃の形状です。
刃の断面が貝のように少し外側に向かってカーブしていることから、ハマグリ刃とも呼ばれています。
斧もコンベックスグラインドになります。
ホローグラインド
ホローグラインドはコンベックスグラインドとは対照的に内側のカーブがあります。
切断したものが刃につきにくく、先端が鋭です。
こちは特にハンティング ナイフに多い形状になります。
スカンジグラインド
スカンジグラインドは木を削りやすく、アウトドアナイフに多いバトニングにも適した刃の形状です。
モーラナイフもスカンジグラインドになります。
バトニングナイフの使い方
薪を平らな面のある木材、又は切り株の上に立ててください。
これはナイフの刃こぼれを防ぐためです。
もし薪を割って、地面まで刃が到達した場合、石や砂利があるとすぐに刃こぼれを起こしてしまいますので注意しましょう。
次にナイフを薪に当てます。
この時、刃は地面と平行にします。
そしてナイフが木にある程度めり込むまでナイフの背の真ん中あたりを叩きます。
叩く道具は 比較的頑丈で握りやすい太さの木にしましょう。
なぜなら、ハンマーなどの硬いもので叩いてしまうとナイフがボロボロになってしまうからです。
そしてある程度木にナイフがめり込んだら今度はナイフの先端を叩くようにし、手で割れそうな位になったら手で割ります。
こうした方がナイフが長持ちしますし安全だからです。
また薪には節があるものもありますので節がある時は無理にバトニングし ようとせずに、節を避けながら割う。
バト二ングの注意点
- 薪は小さくて割りやすいものを選ぶ
- 丈夫なバトニングナイフを使う
- ナイフの真上から角度をつけずにまっすぐ叩く(刃先はぐらつかせない)
以上を守って、無理をせずに安全に行ってください。
怪我をしないように手袋や軍手の着用してください。
ナイフの刃が折れて、飛んでくることもあります。
安全にバトニングをするために絶対に無理をしないことです。
また法律上注意することがあります。
バトニングナイフも刃物です。
刃物は所持を禁じられていませんし、許可の必要もありませんが、携帯をする際には正当な理由が必要です。
アウトドアでの使用は正当な利用に相当しますが、不用意に所持していると正当な理由と認められない場合があるので注意してください。
軽犯罪法で「正当な理由無く刃物・鉄棒その他、人命を害する・人体に重大な害を加えるような器具を隠し持ち携帯したものには拘留もしくは科料に処する」と規定されています。
むき出しで、恐怖心を抱くようなものに関しては、銃刀法の規制ではなく軽犯罪法の規定となりますので注意しましょう。
そして安全にアウトドアをエンジョイしましょう♪
おすすめのバトニングナイフ5選
おすすめのバトニングナイフを5種類ご紹介します♪
土佐アウトドア剣鉈 120mm
刃厚が4mmで刃長は120mmと剛性と扱いやすさを兼ね備えたおすすめのバトニングナイフです。
バークリバー ブラボー13V
取り回しのしやすい小ぶりなサイズは、バトニングもできるおすすめのナイフです。
グリップには美しいモザイクピンが施されています。
KA-BAR BECKER BK2(ケーバー ベッカー)
刃厚が6.6mmで見た目もスペックもハードな仕様。
剛性が高く、約415gと重量もあり、バトニングもこなせるサバイバルナイフです。
モーラナイフ MORAKNIV ガーバーグ マルチマウント
モーラ社では珍しいフルタングになります。
研ぎやすく、握りやすいグリップや頑丈さではモーラ社のトップクラスです。
バトニングにスカンジグラインドで適したおすすめのアウトドアナイフです。
バトニングにも利用するユーザーも多くいます。
モーラ・ナイフ Mora knife Bushcraft Forest
料理からバトニングまで幅広く使える、まさにブッシュクラフトのためのナイフです。
バトニングナイフについてわかったかな?
刃物だがら気を付けて使用してね♪
youtubeとかでナイフで薪を割ってるのを見てかっこよかったんだけど、
僕もナイフを使って薪割りしたいよ♪
あれって難しいの?