CB缶とOD缶の違いは?シングルバーナーの燃料選びと使い分け・夏の保管まで完全ガイド

CB缶とOD缶の違いは?シングルバーナーの燃料選びと使い分け・夏の保管まで完全ガイドのアイキャッチ画像

※本ページはプロモーションが含まれています

シングルバーナーを買おうとして、いきなりつまずくのがココ。「CB缶」と「OD缶」、どっちを選べばいいのか問題だ。

見た目からして違うし、値段も違う。店頭で並んでいるのを眺めても、正直どっちが自分に合うのか分からないよな。しかもネットで調べると「寒いとCB缶は使えない」「OD缶は高い」みたいな断片的な話ばかりが出てきて、結局モヤっとしたまま終わる。

この記事では、まず結論を早見表で出して、そのあと「なぜそうなるのか」をガスの沸点という物性のところまで降りて説明する。ここが分かると、寒い日に火力が落ちる理由も、使っている最中に弱くなる理由も、全部つながって腑に落ちるはずだ。

そしてもう一つ。8月のいま、絶対に読んでおいてほしいのがガス缶の保管の話だ。真夏の車内にガス缶を積みっぱなしにするのが、どれくらいシャレにならないことなのか。ここはメーカーと国の機関が公表している情報をそのまま引いて解説する。火を扱う道具だからな、ここだけは適当にできない。

目次

まず結論:CB缶とOD缶、あなたはどっちを選ぶべきか

細かい話の前に、判断できるところまで一気にいくぞ。

比べるポイント CB缶(カセットボンベ) OD缶(アウトドア缶)
細長い円筒形。家庭のカセットこんろと同じ お椀を伏せたような背の低い形
取り付け方 横向きに差し込んでレバーで固定 ネジ式で上からねじ込む
入手しやすさ ホームセンター・スーパー・コンビニでも買える アウトドアショップや通販が中心
1本あたりの価格 安い CB缶より高い傾向
寒さへの強さ 外気温10℃を下回ると火力が低下する 0℃近くまで冷え込む環境でも効果的
かさばり方 細長いのでザックには収まりにくい 背が低くクッカーの中に収納しやすい

低温での差については、シングルバーナーを作っているSOTO(新富士バーナー)が公式にこう説明している。CB缶はOD缶に比べてプロパンを多く配合させることができないため、外気温が10℃を下回ると火力が低下する。一方でOD缶は寒さに強いプロパンガスを多く配合でき、冬のキャンプや登山など外気温が0℃近くまで冷え込む環境で効果的だ、と(SOTO「シングルバーナーの選び方(後編)」)。

で、これを踏まえた俺の結論はこうだ。

  • 春〜秋のオートキャンプ・デイキャンプがメインなら、CB缶で十分。安いし、現地で切らしても買い足せる。
  • 荷物を小さく軽くしたい、または氷点下が絡む季節・標高に行くならOD缶。かさばらないし、寒さに強い。
  • 迷っているなら、最初の1台はCB缶タイプ。使い倒して「もっと軽くしたい」「冬にも行きたい」となったときにOD缶タイプを足すのが、無駄が少ない。

ここから先は、この結論の裏側にある理屈と、安全に使うために外せない話をしていく。

そもそもCB缶・OD缶とは?名前の由来と形状の違い

CB缶=カセットボンベ

CB缶の「CB」は Cassette Gas Bombe の略で、要するに家庭のカセットこんろに差すあのボンベのことだ。鍋をやるときに使うやつ、と言えば一発で分かるだろう。

細長い円筒形で、バーナー本体に対して横向きに差し込み、レバーで固定して使う。日本の家庭に完全に普及している規格なので、ホームセンターでもスーパーでも、下手をするとコンビニでも手に入る。この「どこでも買える」というのが、キャンプにおいては想像以上に効いてくる強みだ。

OD缶=アウトドア缶

OD缶の「OD」は OutDoor の略。こちらはアウトドア専用に設計されたガスカートリッジで、お椀を逆さまに伏せたような背の低い形をしている。バーナー本体にはネジ式で上からねじ込んで固定する。

この「背が低い」という形が、実はよくできている。クッカーの中にすっぽり収まるサイズのものが多く、パッキングのときに無駄な隙間が出ない。ザックに詰めて歩く登山やソロキャンプで支持されている理由の大きな部分がこれだ。

ちなみにOD缶には、通常のものとは別に「寒冷地用」がラインナップされていることが多い。中身のガスの配合を変えて、低温でも火力が出るようにしてあるモデルだ。この「中身の配合」こそが、次の章の主役になる。

決定的な違いは「中に入っているガス」──沸点で読み解く火力差

形や取り付け方の違いは、正直どうにでもなる。CB缶とOD缶の本質的な差は、缶の中に入っているガスの中身にある。ここを理解すると、この記事の残り全部が「そういうことか」に変わるので、少しだけ付き合ってほしい。

LPガスは3種類の混ぜ物でできている

キャンプ用のガス缶に入っているのはLPガス(液化石油ガス)だ。日本LPガス協会の解説によれば、LPガスは主にノルマルブタン・イソブタン・プロパンの単体もしくは混合ガスで構成されていて、この混合比率によって低温時での使用や火力に違いが出る。

そして重要なのが、それぞれの沸点だ。

ガスの種類 沸点(およそ) 性格
ノルマルブタン 約 -0.5℃ 安価。ただし寒さに弱い
イソブタン 約 -11.7℃ ブタンより低温に強い
プロパン 約 -42℃ 低温に非常に強い。ただし常温での圧力が高い

(沸点の数値は日本LPガス協会「LPガスの性質」による)

なぜ寒いと火が弱くなるのか

ガス缶の中身は、液体の状態で詰まっている。バーナーで燃えているのは、その液体が気体に変わったぶんだ。つまり「液体が気体になれる温度かどうか」が火力を決めている

ノルマルブタンの沸点は約-0.5℃。ということは、氷点下の環境ではブタンは気体になりたがらない。缶を振ればチャプチャプと液体の音がするのに火がまともに点かない、という現象の正体がこれだ。だから寒冷地用のガス缶には、沸点がもっと低いイソブタンやプロパンが多めに配合されている。

ここでCB缶に戻ろう。CB缶は家庭用のカセットこんろで使われることを前提にした規格で、プロパンを多く配合させることができない。だから外気温が10℃を下回ると火力が低下する、とSOTOが説明しているわけだ。「CB缶は寒さに弱い」という定説は、根性論でもブランドの差でもなく、中身の配合の話だったということになる。

使っている最中に火力が落ちていくのはなぜか

もう一つ、初めてバーナーを使うと戸惑うのがこれ。着火したときは元気だったのに、5分、10分と使っているうちにじわじわ火が弱くなっていく現象だ。

理屈は同じで、気化のせいだ。液体が気体に変わるとき、缶は周囲から熱を奪われて冷えていく。缶が冷えると気化しにくくなり、気化しにくくなると火力が落ちる。だから使用中の缶を触るとキンキンに冷たくなっている。特に外気温が低い日ほど、この落ち込みが早く来る。

この対策としてバーナー側に「レギュレーター」を積んだモデルがある。SOTOによれば、レギュレーター搭載モデルは外気温-5℃まで安定した燃焼を実現するとのことだ。CB缶タイプを冬にも使いたいなら、この機構の有無は本体選びの分かれ目になる。

⚠️ 缶を火であぶって温めるのは絶対にやめてくれ。「冷えるなら温めればいい」という発想でやりがちだが、これは後述する破裂事故に直結する。缶を加熱してはいけない理由は「夏こそ最重要」の章で詳しく書く。

コスト・入手性の違い

実用面でいちばん効いてくるのが、この2つだ。

入手性は、CB缶の圧勝と言っていい。SOTOも公式に「ホームセンターなどでも販売しているため比較的入手しやすい燃料」としている。ここには2つのメリットがある。ひとつは単純に買いやすいこと。もうひとつは、キャンプ場に向かう途中や現地近くで調達できることだ。ガスを忘れた、思ったより早く切れた、というときの復旧力が段違いになる。

価格についても、一般にCB缶のほうが1本あたりの単価は大幅に安いとされる。ただし具体的な金額は銘柄・時期・店によって変動が大きいので、ここでは「CB缶のほうがかなり安い」という相対的な差として押さえておいてほしい。年間で何十泊もするなら、この差は地味に効いてくる。

逆にOD缶が価格で負けているぶん何を買っているかというと、低温性能とコンパクトさだ。金額だけを並べて「OD缶は割高」と切り捨てると、本来の比較にならない。用途が違うものを値段だけで比べても仕方ないからな。

シーン別の使い分け

ここまでの内容を、実際のキャンプスタイルに落とし込むぞ。

オートキャンプ・ファミリーキャンプ・デイキャンプ

車で行って、サイトの横に車を停められるスタイルなら、CB缶が第一候補で問題ない。荷物の重さも大きさも車が引き受けてくれるので、OD缶のコンパクトさというメリットが効きにくい。それより「安い」「途中で買える」のほうが実利がある。

春から秋のシーズン、しかも日中〜夕方に調理するのがメインなら、気温10℃を下回る場面はそう多くない。低温性能の差を心配する必要も薄い。

ソロキャンプ・登山・荷物を絞りたいとき

背負って歩く量が増えるほど、OD缶のコンパクトさが効いてくる。背の低い形状はクッカーの中に収まりやすく、パッキングの効率が全然違う。細長いCB缶をザックに突っ込むと、どうしても収まりが悪い。

加えて、山は標高が上がるぶん気温が下がる。夏でも早朝の稜線は平地の想定と別物になるので、低温に強いという特性がそのまま安心につながる。

ソロ装備をこれから一式そろえるところなら、予算配分の考え方をまとめたソロキャンプ道具一式は予算いくら?初心者向け2万・5万・8万円プラン徹底比較も参考にしてくれ。

氷点下が絡む季節・場所

冬キャンプや、標高の高いキャンプ場。ここはOD缶(できれば寒冷地用)を選んでおきたい。前述のとおり、ノルマルブタンは約-0.5℃で沸点を迎える。氷点下でブタン主体の缶に頼るのは、道具の設計思想から外れた使い方になる。

どうしてもCB缶で通したいなら、レギュレーター搭載のバーナー本体を選ぶ、という手はある。ただし万能ではないので、行き先の想定最低気温は必ず調べてから判断してくれ。

災害への備えとして持っておくなら

防災用途を兼ねるなら、CB缶に軍配が上がる。家庭のカセットこんろと同じ規格なので備蓄が一本化できるし、平時に鍋で消費して買い足す「回しながら備える」やり方が成立する。専用品を防災箱の底で寝かせておくより、ずっと現実的だ。

ただし備蓄する場合こそ、保管場所の温度管理が重要になる。これは次の次の章で詳しく書く。

バーナー本体の形(一体型・分離型)と缶の相性

ガス缶の話とセットで知っておきたいのが、バーナー本体の構造だ。大きく分けて2つある。

  • 一体型:ガス缶の上(またはすぐ横)にバーナーヘッドと五徳が乗る形。パーツが少なく、軽くて設営が速い。
  • 分離型:ガス缶とバーナーヘッドをホースでつなぐ形。重心が低く、大きめの鍋を載せても安定しやすい。

CB缶用の一体型は、缶を横向きに取り付けるので五徳の位置が低めになり、比較的安定して使いやすい。逆にOD缶用の一体型は、缶の上にそのまま鍋が乗る構造になるため、背が高くなって重心が上がりやすい。大きくて重いクッカーを使うなら分離型、湯を沸かす程度なら一体型、というのがざっくりした目安になる。

要するに、缶の種類だけで決めず「どんな鍋で、何を作るのか」とセットで考えるのが正解だ。使う鍋のサイズや素材から逆算したいならクッカーの選び方完全ガイド!素材・形状別おすすめと失敗しない組み合わせを見てほしい。シングルバーナーと相性のいいメスティンで炊飯までやりたい場合は、五徳の安定性がそのまま炊き上がりに効いてくる。

なお、複数の鍋を同時に扱いたいならシングルバーナーではなくツーバーナーという選択肢もある。そちらはツーバーナーの選び方(ガソリン・ガスの長所短所比較)で別途まとめている。

【夏こそ最重要】ガス缶の保管と車内放置

ここからは、選び方の話より優先度が高い。命と財産に直結する話だ。

なぜ加熱されたガス缶は破裂するのか

岩谷産業は、カセットボンベが加熱されたときに何が起きるかを公式にこう説明している。

カセットボンベが加熱されると、液体として入っているブタンガスが気体になろうと膨張し、ボンベの内側から外側へ圧力が発生して、最後には破裂してしまいます。

岩谷産業「カセットボンベとカセットこんろの正しい使い方」

先ほど「液体が気体になるから火が点く」と説明したのを思い出してほしい。同じ現象が、意図しない場所で、逃げ場のないまま起きるとこうなる。缶の中の液体が一斉に気体になろうとして、内圧が上がり、缶が耐えきれなくなる。

その破裂がどの程度のものなのか。NITE(製品評価技術基盤機構)が再現実験の映像を公開して注意喚起している。そこで確認できるのは、破裂した破片が飛翔すること、破片が板を破壊すること、漏れたガスに引火することだ(NITE「カセットボンベ『2.爆発の威力』」)。板を壊す破片が飛ぶ、という時点でどういうことか分かるはずだ。

置いてはいけない場所

NITEが挙げている、放置してはいけない場所はこの3つだ。

  • 暖房器具の近く
  • 調理器具の近く
  • 直射日光が当たる場所

そして温度の基準がはっきり示されているのが、OD缶メーカーであるイワタニ・プリムスの注意喚起だ。ガスカートリッジは40℃以下で保管することが求められているとした上で、真夏の炎天下では車内が50℃を超え、ダッシュボード付近は80℃近くまで達する可能性があると指摘している。そして「高温になる車内、車のトランクルームには置かず、40℃以下の涼しい場所に保管してください」と明記している(イワタニ・プリムス「夏本番!ガスカートリッジの車内放置は危険です」)。

数字を並べ直すぞ。保管の上限が40℃。真夏の車内は50℃超。ダッシュボード付近は80℃近く。基準の倍だ。「ちょっとの間だから」が通用する余地はない。

さて、夏キャンプの現実に当てはめてみよう。

  • 炎天下に停めた車のダッシュボード付近やラゲッジ、トランクルームにガス缶を積みっぱなしにする
  • サイトに着いて、日なたにガス缶を転がしたまま設営に取りかかる
  • 使い終わった缶を、焚き火台や熱いこんろのすぐ横に置く

全部アウトだ。特に危ないのが1つ目で、キャンプ用品を車に積みっぱなしにしている場合、ガス缶だけそこから抜くのを忘れやすい。降ろすものリストの筆頭がガス缶だと覚えておいてくれ。家に持ち帰って、涼しい場所に保管する。

現場での置き方

キャンプ場に着いてからも、置き場所は意識したい。

  • 直射日光の当たらない日陰に置く。タープの下やクーラーボックスの陰でいい
  • 焚き火・こんろ・ランタンなど熱源のそばに置かない
  • 使用後はこんろから外し、キャップをして立てて保管する
  • 予備の缶を、稼働中のバーナーの隣に並べておかない

ちなみに岩谷産業は、IH調理器やガステーブルの上にカセットこんろを置いて使ったり保管したりすることによる破裂事故が毎年数件発生していると注意喚起している。自宅での「ちょい置き」も同じ危険をはらんでいるということだ。

やってはいけない使い方5つ

ガス缶まわりで、事故につながりやすい使い方をまとめておく。どれもメーカーや公的機関が明確に注意しているものだ。

1. 専用ではないボンベを使う

岩谷産業は「必ず使用するカセットこんろ専用のボンベを使用してください。その他のボンベはガス漏れや着火不良を招きます」と明記している。手持ちの安いガス缶が余っているから、と別メーカーの機器に差すのは、メーカーが想定していない使い方になる。

2. 変換アダプターに頼りきる

「OD缶用のバーナーをCB缶で動かす」といった変換アダプターは市販されている。ただし1で見たとおり、メーカーが安全を保証しているのはその機器の専用ボンベを使った場合だ。接続部の密着が甘ければガス漏れの原因になり、ガス漏れは引火事故に直結する。使うかどうかは自己判断になるが、少なくとも「メーカーの想定外の使い方をしている」という認識は持っておくべきだ。

3. カセットこんろを2台並べる・大きな調理器具を載せる

これは特に注意してほしい。岩谷産業は、大きな調理器具で容器カバー(ボンベが入っている部分)を覆う使い方を危険な使用方法として挙げている。鉄板や大鍋がボンベの真上まで張り出すと、その熱がボンベを直接あぶることになるからだ。こんろを2台横に並べて大きな鉄板を渡す、というのも同じ理由で危ない。

4. 調理以外の用途に使う

木炭の火起こしなど、調理以外の用途で使うことも危険な使用方法として挙げられている。焼肉グリルの誤った使用(アルミホイルを敷く、水を入れないなど)も同様だ。「火が出る道具だから何にでも使える」ではない。

5. 屋内でガス抜き・穴あけをする

岩谷産業はこう書いている。屋内でカセットボンベの穴あけやガス抜きをすると、屋内にガスが充満し、火花などが原因で発火・爆発する可能性がある。必ず屋外の風通しがよく、周囲に火の気がない場所で処理をすること。ガレージや玄関土間も「屋内」だと考えたほうがいい。

あわせて、使用期限の目安を過ぎた製品はガス漏れを防ぐゴム部品の劣化などにより思わぬ事故を招く可能性がある、とも案内されている。缶の底や側面の表示を一度確認しておこう。

買うときに必ず見るべき「PSLPGマーク」

ガス機器選びには、法令にもとづく安全の目印がある。PSLPGマークだ。

岩谷産業の解説によれば、日本国内で販売されるカートリッジガスこんろにはPSLPGマークの表示が法令で義務付けられており、マークのない商品の販売は違法だ。このマークは、国に登録された第三者検査機関による適合検査に合格した製品にのみ与えられる。

さらに経済産業省によると、2025年2月6日の法令改正でガストーチも規制対象になり、技術基準を満たし登録検査機関の検査に合格したもののみがPSLPGマークを表示して販売できることになった。

通販サイトには、驚くほど安い海外製のバーナーやトーチが並んでいることがある。値段だけで飛びつく前に、PSLPGマークの有無を確認する。これは自分の顔の30cm先で燃える火の話だ。ケチるところじゃない。

使い切れなかったガス缶の処分方法

シーズン終わりに中途半端に残った缶、これも扱いを間違えると危ない。

NITEは廃棄について「必ず最後までガスを使い切ってから廃棄してください」としている。そして前章のとおり、ガス抜きは屋外の風通しがよく、周囲に火の気がない場所で行う。

手順としてはこうなる。

  1. まずは使い切ることを優先する。家庭のカセットこんろで湯を沸かす、鍋をやるなどして中身を消費する(CB缶の場合)
  2. それでも残ったら、屋外の火の気がない風通しのよい場所でガスを抜く
  3. 捨て方は自治体によってルールが違う。穴を開けるかどうかも自治体ごとに指示が分かれるので、必ずお住まいの市区町村の案内に従う

3つ目が特に重要だ。「穴を開けて出す」が正解の自治体もあれば「開けずに出す」が正解の自治体もある。ネットで見た他所のルールを持ち込まず、自分の自治体の公式案内を確認してくれ。

よくある質問

Q. 使いかけのガス缶を、次のキャンプまで置いておいても大丈夫?

問題ない。ただし、こんろから外してキャップをし、40℃を超えない涼しい場所に保管すること。直射日光の当たる場所、暖房器具や調理器具のそばはNGだ。そして車のトランクや車内に積みっぱなしにしないこと。夏場はここが一番の落とし穴になる。

Q. CB缶とOD缶、火力そのものはどっちが強い?

缶の種類だけで一概には言えない。火力はバーナー本体の設計に大きく左右されるからだ。ただし低温環境における火力の落ちにくさという点では、プロパンを多く配合できるOD缶に分がある。カタログの出力表示を見るときは、どの気温での数値なのかもあわせて確認したい。

Q. 夏なら寒冷地用のOD缶を選ぶ意味はない?

平地の夏キャンプなら、通常タイプで足りる場面がほとんどだ。ただし標高の高い場所や、朝晩の冷え込みが強いエリアに行くなら、季節に関係なく行き先の想定気温で判断してほしい。「8月だから大丈夫」ではなく「行き先の最低気温は何℃か」で決めるのが正しい。

Q. 缶が冷たくなって火力が落ちたとき、お湯につけて温めてもいい?

やめたほうがいい。加熱は破裂につながる行為で、メーカーもNITEも一貫して警告している。「これくらいなら」の線引きを自分で引くのが一番危ない。火力が落ちるのが困る環境なら、レギュレーター搭載のバーナーや低温向けのガス缶を選ぶという、道具側での解決を選んでくれ。

Q. 家にある家庭用のカセットこんろをキャンプに持っていくのはアリ?

製品ごとに使用条件が定められているので、まずは取扱説明書の記載を確認してほしい。そのうえで、屋外では風の影響を強く受けること、そして大きな調理器具でボンベの入っている部分を覆う使い方は危険とされていることを踏まえて判断したい。風防なしで強風下に置くと、炎があおられて思わぬ方向に流れる。

まとめ

長くなったので、持ち帰ってほしいポイントを絞っておく。

  • CB缶とOD缶の本質的な違いは、中に入っているガスの配合。プロパンを多く入れられるOD缶が低温に強く、CB缶は10℃を下回ると火力が落ちる。
  • 春〜秋のオートキャンプならCB缶で十分。安く、どこでも買い足せる。
  • 軽量コンパクトにしたい、氷点下が絡む——ならOD缶。
  • 缶の種類だけでなく、一体型か分離型か、どんな鍋を載せるかとセットで選ぶ。
  • 夏はとにかく保管。保管の上限は40℃。真夏の車内は50℃を超えるので、車内・トランクへの放置は絶対にしない。
  • 専用ボンベを使う、大きな鉄板でボンベ部を覆わない、ガス抜きは屋外で。買うときはPSLPGマークを確認する。

ガス缶は、キャンプ道具の中でいちばん「安くて地味」なパーツかもしれない。でも扱いを間違えたときの結果がいちばん大きいパーツでもある。逆に言えば、ここを正しく押さえておけば、あとは安心して飯のことだけ考えられるってことだ。

バーナーの準備が整ったら、次は献立だな。キャンプ飯の簡単レシピ15選から、シングルバーナー1台で作れそうなやつを選んでみてくれ。

参考にした情報源

※ 本記事は上記の公表情報にもとづいて構成しています。製品ごとの使用条件は必ずお手持ちの取扱説明書を確認してください。ガス缶の廃棄方法はお住まいの自治体の案内に従ってください。

知らなきゃ損するキャンプ道具をAmazonでお得に購入する方法

Amazonでキャンプ道具を購入している方ちょっと待って!

Amazonでお得にキャンプ道具を購入する方法があるんです♪

こちらの記事をご覧ください

↓ ↓ ↓

知らなきゃ損するキャンプ道具をAmazonでお得に購入する方法

2018年11月1日

みんなにも教えてあげる♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です