テントではなく建物に泊まりたい。でも、コテージ・バンガロー・ロッジと名前が並んでいて、何が違うのか分からない。先に答えを書くと、名前だけでは中身は決まらない。市町村のキャンプ場の公式ページを5か所読むと、同じ「コテージ」でもお風呂と寝具まであるところと、マットレスとコンセントだけのところがあった。
だから予約の前に見るのは名前ではなく、設備の欄だ。この記事では、見る場所を「寝具」「水回り」「電源」の3つに絞り、実際のページの書き方で確かめる。各ページは2026年9月28日に見たもので、料金や設備は変わることがある。
目次
先に結論:名前より、設備の欄の3つを見る
- 寝具:布団やマットレスがあるか、寝袋を持っていくか。毛布を借りられるか。
- 水回り:トイレ・お風呂(シャワー)・キッチンが建物の中にあるか、共用の棟まで歩くか。
- 電源:コンセントがあるか。あっても家電を持ち込めるか。コンセントが有料の貸し出しのこともある。
ここからは筆者の読み方です。下で読んだ5か所では、コテージのほうが設備が多く、バンガローの設備は照明とコンセントまでのところが多かった。ただ、コテージなのに備品がマットレスとコンセントだけのところもあった。名前から想像せずに、泊まる建物の欄を1行ずつ読むのが確実だ。
同じキャンプ場で、コテージとバンガローを比べる
金華山グリーンランド(福井県越前市)
越前市の金華山グリーンランドのページでは、同じ場所に2種類の建物がある。
| コテージ(5人用・4棟) | バンガロー(4人用・10棟) | |
|---|---|---|
| 1棟1泊 | 15,700円 | 2,100円 |
| 設備 | キッチン・バス・トイレ・寝具・冷暖房を完備。Wi-Fiあり | 炊事場とシャワー・トイレ棟はバンガローのエリアにある |
| 電源と寝具 | (完備の中に寝具あり) | 貸出品の表に「コンセント(バンガローのみ)1個400円」「毛布1枚400円」 |
ここからは筆者の読み方です。料金の差は、建物の大きさだけでなく、この設備の差でもある。バンガローを選ぶなら、コンセントと毛布を借りるかどうかで、1泊の出費と持ち物が変わる。ページの利用期間は4月1日から11月15日までで、水曜日は毎週休みとなっているので、冬の宿泊はできないと読める。
広川原キャンプ場(佐賀県嬉野市)
嬉野市の広川原キャンプ場の場内・施設のページも、コテージとバンガローで設備の書き方がはっきり分かれている。
- コテージ(3棟・1棟10人まで):風呂・トイレ・テレビ・冷蔵庫・キッチン・調理器具・皿類・寝具など。エアコンはあるが別料金。電子レンジ、箸やスプーンなどのカトラリー、調味料、タオルやシャンプーなどの入浴用品は無い。
- バンガロー(5人用・10人用・30人用):設備は照明器具とコンセント。場内には別にトイレ・シャワー棟があり、温水シャワーはコインタイマー式で3分100円。
コテージでも、タオルやカトラリーは持っていく。こうした「無いもの」まで書いてくれているページは、持ち物を決めるのに役立つ。
「コテージ」でも寝具とお風呂がないことがある
北海道上川町の層雲峡オートキャンプ場のページでは、コテージの備品は次のように書かれている。
- 週末移住コテージ(2〜4人用):冷蔵庫・テーブル・イス・コンセント3か所・マットレス。キッチンは、宿泊者が使う別のキッチン棟にある。
- 通年型コテージ(1〜2人用):コンセント2か所・マットレス。
- バンガロー(ログ式4〜6人用):照明・コンセント1か所。
シャワーとランドリーは別の棟にある。同じページには、バンガロー・コテージなどは照明とコンセントがあるが、容量が小さいので家電製品は持ち込めない、とも書かれている。
ここからは筆者の読み方です。ここの「コテージ」は、上の2か所のコテージより、設備の中身はむしろバンガローに近い。マットレスはあっても、掛けるものの記載は無いので、寝袋か布団を持っていく前提で準備したほうがよい。
ロッジ・キャビンの例
「ロッジ」も、名前で中身は決まらない。北海道湧別町の五鹿山公園キャンプ場のページには、2種類の建物が並んでいる。
- 実習ロッジ(20人用・1泊15,000円):ユニットバス・洗面台・冷蔵庫・ガス釜・少しの調理用器具・ダルマ型薪ストーブ・屋外用焼肉コンロ2台。料金に電気料・水道料・暖房料・ガス代が含まれる。
- ログキャビン(約5.5畳・1泊3,000円):電気照明・コンセント・屋外用焼肉コンロ1台。料金に電気料が含まれる。
ここは20人用の団体向けの建物を「ロッジ」と呼んでいる。家族や友人の少人数で泊まるなら、キャビンのほうを見ることになる。
電源の欄で見落としたくないこと
北海道安平町のときわキャンプ場のページは、バンガロー(6人用)とツリーハウス(8人用)に照明とコンセント(20A)が常備されていると、容量まで書いている。上の層雲峡のように、コンセントがあっても家電を持ち込めないと書くところもある。
ここからは筆者の読み方です。電気毛布やホットプレートを使うつもりなら、コンセントの有無だけでなく「家電を持ち込めるか」「容量はいくつか」まで確かめる。書いていなければ、予約のときに問い合わせる。
ときわキャンプ場のページには、ほかにも大事な注意がある。バンガローとツリーハウスの室内では火器類を使えない。寝袋(シュラフ)は貸し出しているが数に限りがあり予約できず、毛布は貸し出していない。建物に泊まる場合でも、火を使えるのは屋外、寝具は自分で持っていく前提のところがある。
予約ページで見る順番
ここからは筆者の読み方です。ここまでの5か所の書き方から、予約の前に見る順番を並べた。
- 泊まる建物の「設備」「備品」の欄を探す。キャンプ場全体の説明ではなく、その建物の欄を見る。
- 寝具:布団・マットレス・毛布のどれがあるか。無ければ寝袋を用意する(寝袋を借りるときの温度の見方は冬キャンプの寝袋はレンタルでいい?に書いた)。
- 水回り:トイレ・風呂・キッチンが建物の中か。外なら、夜に歩く距離と明かりを考える。
- 電源:コンセントの有無、有料の貸し出しか、家電を持ち込めるか。
- 火:室内で火器を使えるか。使えないなら、調理は炊事場や屋外で。
- 利用期間:冬は閉まる施設がある。
キャンプ場そのものの選び方はキャンプ場の選び方完全ガイドに、予約の取り方のコツはキャンプ場の予約が取れない…を解決にまとめている。グランピング施設を予約するときに見ることはグランピングの予約前に確かめることで扱った。
コテージやバンガローを探す
じゃらんnetなら、キャンプ場のコテージやバンガローを、旅館やホテルと同じ画面で探せる。予約する前に、施設のページの設備や備品の欄を、この記事の順番で読んでほしい。
寝具やお風呂が建物にそろった宿泊を探すなら、リゾートグランピングドットコムでグランピング施設を比べる方法もある。こちらも、部屋ごとの設備の欄を読んでから決めたい。
まとめ
- コテージ・バンガロー・ロッジは、名前だけでは中身が決まらない。層雲峡のコテージは、備品がマットレスとコンセント(2〜4人用は冷蔵庫なども)だった。
- 見るのは泊まる建物の設備の欄。寝具・水回り・電源の3つを1行ずつ確かめる。
- 同じキャンプ場でも、金華山グリーンランドのコテージは1泊15,700円で寝具や冷暖房まで完備、バンガローは2,100円でコンセントと毛布は有料の貸し出しだった。
- コンセントがあっても、家電を持ち込めないところがある。室内で火器を使えないところもある。
- 寝袋やタオル、カトラリーなど「無いもの」を書いているページは、持ち物を決める手がかりになる。
参考にした情報源
- 越前市 金華山グリーンランド(2026年9月28日確認)
- 嬉野市 場内・施設について(広川原キャンプ場)(2026年9月28日確認)
- 北海道上川町 層雲峡オートキャンプ場(2026年9月28日確認)
- 湧別町 五鹿山公園キャンプ場(2026年9月28日確認)
- 北海道安平町 ときわキャンプ場(2026年9月28日確認)

