【PR】この記事には広告(アフィリエイト)が含まれます。記事内のリンクからお申し込みがあると、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無で、本文の事実の書き方は変えていません。
キャンプを始めたら、今の車に道具が入りきらない。次の車を選ぶとき、カタログの「広々」という言葉より先に見ておきたい数字が3つある。荷室の長さ(何人乗った状態の数字か)、最低地上高、乗車定員だ。
この記事では、カーリースのニコノリで扱っているトヨタのライズ(SUV)・シエンタ(小型ミニバン)・ヴォクシー(ミニバン)の3台を、トヨタが公開している荷室寸法のPDFと主要諸元表の数字で並べる。メーカーをそろえたのは、荷室の測り方がメーカーごとに同じとは限らないからだ。同じトヨタのよくある質問のPDFなら、少なくとも「どこからどこまでを測ったか」が同じ書式で書かれている。
数字は2026年9月25日に各ページで確かめた時点のもの。トヨタのPDFは荷室の数字を「参考値」としていて、積めるかどうかはお店で実車で確かめるよう書いている。リースの車でキャンプに行くときの走行距離やキャリアの条件はカーリースの車でキャンプに行く前に確かめることに、道具の積み方はキャンプ道具の車への積み方に分けて書いている。この記事は「どの車にするか」を決める段階の話だ。
目次
先に結論:3台の数字を1枚にまとめると
トヨタの主要諸元表(ライズ・シエンタ・ヴォクシー)と、荷室寸法のPDF(ライズ・シエンタ・ヴォクシー)から拾った数字を並べると、次のようになる。荷室の長さは、いちばん後ろの座席まで人が座った状態のもの。
| 車 | 乗車定員 | 最低地上高(mm・社内測定値) | 全員が座ったときの荷室の長さ(約mm・最大) |
|---|---|---|---|
| ライズ | 5名 | 185 | 740(デッキボード上段)・755(下段) |
| シエンタ 7人乗り | 7名 | 140 | 345 |
| シエンタ 5人乗り | 5名 | 140 | 840 |
| ヴォクシー | 7名・8名 | 140(E-Fourは125) | 270 |
読み方のポイントは3つある。
- この3台では、定員が多い車ほど、全員が乗ったときの荷室が短い。ヴォクシーの約270、シエンタ7人乗りの約345(どちらもmm)は、3列目まで人が座った状態の数字だ。3列目をたためば長さは大きく伸びる(次の節)
- 最低地上高は、この3台ではライズがいちばん高い。ヴォクシーは4輪駆動のE-Fourのほうが低い
- 「何人で行くか」を先に決めると、見るべき列が決まる。4人家族なら、3列シートの車は3列目をたたんで荷室にする使い方ができる
数字①荷室の長さは「何列目まで使うときの数字か」で読む
荷室の長さは、座席をどう使うかでまったく違う数字になる。トヨタのPDFは、座席の状態ごとに長さを分けて載せている。3台ぶんを座席の状態ごとに並べる(単位は約mm)。
ライズ(5名)
- 5人が座った状態:最大740(デッキボード上段)・755(デッキボード下段)。これは後席の背もたれの下端から荷室の後ろの端(フィニッシュプレート)までの長さで、背もたれの上端からバックドアの内張りまで測ると最小の515になる
- 後席の背もたれを両側とも前に倒した状態:最大1,440・最小1,300(どちらも前席をいちばん後ろにした状態で、前席の背もたれの中央付近から測ると最大、上端から測ると最小)
- 幅:最大1,240(荷室の側面の内張りの間)・最小1,000(タイヤの出っ張り=ホイールハウスの間)
シエンタ(7人乗り・5人乗り)
トヨタ「シエンタ ラゲージルームの容量・寸法」より。シエンタは3列シートの7人乗りと、2列シートの5人乗りで表が分かれている。
7人乗り(3列シート)
- 3列目まで7人が座った状態:最大345・最小205
- 3列目を格納して2列目まで使う状態:最大990(2列目をいちばん前にスライド)・最小725(2列目をいちばん後ろにスライド)
- 2列目も折りたたみ、前席だけ使う状態:最大1,525・最小1,430
- 幅:1,265 高さ:1,105(デッキボードから天井の内張りまで、荷室の中央付近)
5人乗り(2列シート)
- 2列目まで5人が座った状態:最大840・最小710
- 2列目を前に倒し、前席だけ使う状態:最大2,045(前席をいちばん前までスライドし、背もたれをふつうの位置から前へ倒して、垂直から後ろへ7度にした状態)・最小1,785(前席をいちばん後ろにスライドし、背もたれはふつうの位置の状態)
- 幅:1,265 高さ:1,055
ヴォクシー(7名・8名)
- 3列目まで全員が座った状態:270
- 3列目を格納して2列目まで使う状態:980
- 2列目を使わず、前席だけ使う状態:2列目がキャプテンシートの仕様で1,650、6:4分割チップアップシートの仕様で1,600。どちらも2列目をいちばん前にして前に倒した状態の数字
- 幅:3列目を格納したときの3列目の間で1,180、ホイールハウスの間で960。PDFの注記では、バックドアの開口部のほうが狭く、最も狭いところで約1,100
- 高さ:1,220(デッキボードから天井まで)
🔴 ヴォクシーのPDFには、2列目を前に倒した状態ではシートのスライドが固定されないので、その状態で走行しないようにという注記がある。前席だけ使う数字は、荷物を積み込む場面の参考として読むものだ。
「最大」と「最小」はどこが違うのか
同じ座席の状態でも、トヨタのPDFは測る位置を変えて2つの数字を出している。ライズなら、後席の背もたれの下端から測ると740、上端から測ると515。背もたれは斜めに立っているので、床に近いところほど奥行きが長い。
ここからは筆者の読み方です。テントやテーブルのような長い収納袋を床に寝かせて積むなら「最大」の数字に近く、その上に荷物を重ねて高く積むほど「最小」の数字に近づく。持っている道具のうち、いちばん長い収納袋の長さを測って、両方の数字と比べておくと、店で実車を見る前に候補を絞りやすい。
数字②定員と荷室は取り合いになる。シエンタの7人乗りと5人乗りで比べる
同じシエンタでも、7人乗りと5人乗りでは荷室の数字の表が別になっている。4人家族で出かける場面を考えると、7人乗りなら3列目をたたんで2列目まで使い、5人乗りならそのまま2列目まで使う形になる。
シエンタのPDFの容量(VDA法)の表で、2列目まで使う状態の「シートバック上端まで」の数字を比べると次のとおり。
| 仕様 | 座席の状態 | 容量(約L・シートバック上端まで) | 容量(約L・ルーフまで) |
|---|---|---|---|
| 7人乗り | 3列目を格納・2列目は一番後ろ | 445 | 734 |
| 5人乗り | 2列目まで使用 | 421 | 693 |
4人で使うときの容量は、7人乗りのほうが少し大きい。そのうえで、7人乗りは「ときどき祖父母も乗せる」ような使い方ができ、5人乗りは2列目を倒して前席だけにしたときの長さ(最大2,045)が大きい。長さの数字は仕様ごとに測る位置の名前が違う(7人乗りは2列目の座面から、5人乗りはフラップボードから)ので、長さの差をそのまま荷物の差として読まないほうがよい。
ヴォクシーは7人乗りと8人乗りがあり(主要諸元表)、どちらも3列目まで全員が座ると荷室の長さは約270(mm)になる。3列目をたたむと980まで伸びる。いつもは3列目をたたみ、人が多い日だけ3列目を使う、という使い分けができる。
「ルーフまで」の容量は、そこまで積んでよいという意味ではない
トヨタのPDFの容量には「ルーフまで」の数字も載っているが、シエンタのPDFもヴォクシーのPDFも、荷物を積むときは安全のため視界を確保するよう注記している。
道路交通法第55条第2項によると、車両の運転者は、運転者の視野やハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、または外部から方向指示器・番号標・制動灯・尾灯・後部反射器を確認できなくなるような乗車をさせたり、積載をしたりして運転してはならない(e-Gov法令検索 道路交通法)。
ここからは筆者の読み方です。車を選ぶ段階では「シートバック上端まで」の容量で足りるかを見ておき、「ルーフまで」は数字の上の上限として扱うのが安全側だ。後ろの窓まで荷物が届く積み方になるなら、それは車が小さいというサインかもしれない。
数字③最低地上高は、行くキャンプ場の路面と合わせて見る
3台の主要諸元表の最低地上高(単位はmm、いずれも社内測定値)は次のとおり。
ヴォクシーの数字から分かるのは、4輪駆動を選ぶと最低地上高も上がる、とは限らないということだ。雪道やぬかるみで4輪駆動を選ぶ理由と、車体の下をこすりにくいかどうかは、別の数字で確かめる必要がある。
何mmあれば足りるかは、トヨタの資料にもニコノリのページにも書かれていない。未舗装の林間サイトや、区画に段差のあるキャンプ場によく行くなら、候補の車の数字を並べたうえで、行き先のキャンプ場の案内(乗り入れの可否や路面の説明)も見ておきたい。ぬかるみにはまったときの対処はキャンプ場で車がスタックしたらにまとめている。
ニコノリで見積もるときに確かめること
ここまでの3台は、どれもニコノリの車種ページにある。2026年9月25日に3台の車種ページを見たところ、見積もりの例として表示されていたのは次の仕様だった(ニコノリのページには、車両情報のデータは同社調べと書かれている)。
- ライズ:X・前輪駆動・定員5
- シエンタ:X・前輪駆動・定員5(=5人乗り)
- ヴォクシー:S-G 8人乗り・前輪駆動・定員8
シエンタの例は5人乗りなので、7人乗りを考えているなら、見積もりのときに7人乗りを指定する必要がある。3台のページの備考には、表示以外のグレードや4輪駆動、寒冷地仕様、装備のオプションも取り扱えること、その場合はリース料が変わることが書かれている。同じページのよくある質問では、発売中のグレードはどれでも選べ、メーカーオプションも選べる(グレードによっては付けられないものがある)としている。
もう1つ、ニコノリの車種ページの「用途・こだわり条件」の欄では、「キャンプ・アウトドア」に○が付いていたのは3台のうちライズだけで、シエンタとヴォクシーは「−」だった(「荷室が大きい」は3台とも○)。印の有無より、自分の人数と道具の長さに合う数字かどうかで選ぶほうが確かだ。
リースの車でキャンプに行くときは、走行距離の上限、ルーフキャリアの取り付け、返すときの汚れや臭いの扱いも関わってくる。契約前にカーリースの車でキャンプに行く前に確かめることもあわせて読んでおきたい。
※広告リンクです。
まとめ:車を見に行く前のチェックリスト
- いつも何人で行くかを決め、その人数で使う座席の状態の「荷室の長さ」を見る
- 荷室の長さは「最大」と「最小」の両方を見る。背もたれの下端と上端で数字が違う
- 持っている道具でいちばん長い収納袋の長さを測っておく
- 容量は「シートバック上端まで」で足りるかを見る。「ルーフまで」の数字には、トヨタのPDFでも視界を確保するよう注記がある
- 最低地上高は仕様で変わる。ヴォクシーはE-Fourのほうが低い(140と125、単位mm)
- 2列目を前に倒した状態の長さは積み込みの参考。ヴォクシーはその状態で走行しないよう注記がある
- リースの見積もりでは、表示例の仕様(人数・駆動方式)が自分の欲しい仕様と同じか確かめる
数字でおおよそ絞れたら、最後は実車で確かめる。トヨタのPDFも、荷物が載るかどうかはお店で実車で確かめるよう案内している。車中泊も考えているなら、車中泊キャンプ完全ガイドで持ち物と眠るときのコツをまとめている。
参考にした情報源
- トヨタ「ライズ ラゲージスペース(含 デッキアンダースペース)の容量・寸法」(PDF)(座席の状態ごとの長さ・幅・高さ)
- トヨタ「シエンタ ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法」(PDF)(3列シート車・2列シート車の容量と寸法)
- トヨタ「ヴォクシー ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法」(PDF)(容量・寸法、2列目前倒し時の注記、開口部の幅)
- トヨタ ライズ 主要諸元表(PDF)(最低地上高・乗車定員)
- トヨタ シエンタ 主要諸元表(PDF)(最低地上高・7人乗り/5人乗り)
- トヨタ ヴォクシー 主要諸元表(PDF)(最低地上高・E-Four・7人乗り/8人乗り)
- e-Gov法令検索「道路交通法」(第55条 乗車又は積載の方法)
- ニコノリ「トヨタ ライズ」・「トヨタ シエンタ」・「トヨタ ヴォクシー」(見積もり例の仕様・備考・よくある質問)
- ニコノリ「新車を探す(キャンプ・アウトドア)」(絞り込みの結果)


コメントを残す