紅葉登山の道具はレンタルか購入か|登山靴・雨具・ザックの料金一式と、何回借りると買う値段に届くか

紅葉登山の道具はレンタルか購入か|登山靴・雨具・ザックの料金一式と、何回借りると買う値段に届くか

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キャンプに慣れてきて、秋は紅葉を見に山も歩いてみたい、と考えることもあるだろう。ただ、テントや寝袋はあっても、登山靴・雨具・登山用のザックは持っていない、という場合もある。行くのは今年の秋に1回か2回かもしれない。それなら借りるか、買うか。

この記事では、登山用品を宅配と店舗で貸し出している「やまどうぐレンタル屋」の公式ページから、セットと単品の料金、レンタル日数の数え方、送料と返し方、キャンセル、壊したりなくしたりしたときの負担を読み取って整理する。そのうえで、メーカーの販売価格と並べて「何回借りると買う値段に届くか」を計算し、最後に、靴だけは試し履きしてから買いたい理由を、メーカーの選び方の案内から確かめる。

テントやタープなどキャンプ道具を借りるか買うかは、キャンプ道具はレンタルと購入どっち?の記事で扱った。こちらは登山の装備(靴・雨具・ザック)に絞っている。

料金や条件は、2026年9月25日に公式ページで確かめた時点のもの。変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページで確かめてほしい。

目次

先に結論:回数の計算は「送料込み」で、靴だけは別に考える

  • 料金……やまどうぐレンタル屋で、この記事で拾った登山靴・雨具・ザックの単品(下の表の3品)は1泊2日で1点3,000〜4,500円(税込)、3点を選ぶセットは1泊2日で10,000円(税込)。日帰りでも1泊2日の料金になる
  • 送料……合計が10,000円以上なら無料、10,000円未満なら1,000円かかる。靴だけ借りると送料がかかり、3点セットなら送料はかからない
  • 何回で買う値段に届くか……下の計算では、登山靴だけなら5回目で購入価格を超える。3点の場合は、靴と雨具の上着を買うだけで、セット4回分の料金を超える。どちらも1回ずつ借りる料金での計算で、2回以上借りる人向けには「マンスリーレンタル」の案内もある
  • 靴……メーカーは、足の形や幅でフィット感が大きく変わるので、登山用の靴下を履いて試着して確かめるよう案内している。買うなら、店で試し履きしてから決めたい

やまどうぐレンタル屋の料金(2026年9月25日時点)

やまどうぐレンタル屋は、登山用品をネットや電話で申し込むと宅配で届け、使ったあと宅配で返す形のレンタルだ(新宿店などの店舗で受け取る方法もある)。料金は商品ごとに、1泊2日と2泊3日の2つが表示されている。

単品の料金(配送でのレンタル・税込)

品目(商品ページの名前) 1泊2日 2泊3日
登山靴:【軽登山靴】トレッキングシューズ(指定なし) 4,500円 5,000円
雨具:ミズノ ストームセイバーVレインスーツ 上下・男性用 3,000円 3,500円
ザック:【35L/1泊小屋泊用】ミズノ RT35 3,500円 4,000円

登山靴の商品ページには、キャラバンやモンベルの靴を扱っていること、日帰りのハイキングから1泊程度の縦走まで3シーズンで使えるミドルカットの全天候型ブーツであること、そして登山靴を借りた人全員に登山用ソックスを付けることが書かれている。雨具の商品ページでは、ショートスパッツが付くとしている。ザックの商品ページでは、ザックカバーが内蔵されているとしている。

セットの料金(配送でのレンタル・税込)

セット 1泊2日 2泊3日
選べる3点セット(雨具+ザック+シューズ)・男性用 10,000円 11,500円
富士登山まるごと7点セット・男性用 16,000円 18,000円

7点セットの中身は、商品ページによると、レインウェア上下・ザック・登山靴・ストック・ヘッドランプ・ショートスパッツ・防寒着(フリース)の7つ。名前に「富士登山」と付いているが、同じページには日帰りから山小屋泊の登山まで対応できると書かれている。

靴・雨具・ザックを単品で1つずつ借りた場合と、3点セットで借りた場合を、1泊2日で比べるとこうなる。

  • 単品3つ:4,500円 + 3,000円 + 3,500円 = 11,000円
  • 3点セット:10,000円

商品ページには、同じ商品の「手ぶら割」への案内も別に載っている(Q&Aには、手ぶら割は商品を受け取るときに店舗で支払うことはできず、受取日の前日までに支払う、とある)。上の表は、宅配で届けてもらう通常の商品の料金だ。

日数の数え方と、日帰りの場合

公式のQ&Aによると、「1泊2日」「2泊3日」は、実際に使う日数のこと。届いてから使い始めるまでの準備の日と、使い終わってから返送を済ませるまでの日は、レンタル期間に入らないとされている。

一方で、日帰りの料金は設定されておらず、日帰りでも1泊2日として受け付ける、とある。紅葉を日帰りで見に行く場合も、料金は1泊2日の欄を見ることになる。

送料・届く日・返し方

レンタルご利用方法のページから、申し込みから返却までの決まりを拾う。

  • 送料……レンタルの合計が10,000円以上なら送料は無料、10,000円未満なら送料1,000円が別にかかる。Q&Aには、受け取りと返却をどちらも店舗にした場合は、レンタル代金にかかわらず送料はかからないともある
  • 申し込みの期限……受け取りを希望する日の3営業日前までに申し込む。ホームページから注文できない日程(定休日を除く)で受け取りたい場合は、電話するよう書かれている
  • 届く日……ご利用方法のページでは、利用日の3日前に届けるとしている。Q&Aでは、九州や北海道など遠方の場合、サイズの交換に備えて「使用開始日の4~5日前」に届く日を設定できるとある
  • 届いたら……品物がそろっているか、サイズが合っているかをすぐに確かめ、特に登山靴とレインウェアは必ず試着するよう求めている。サイズが合わなければすぐ電話で連絡すれば、在庫がある場合に限り、利用日の前日までに届くよう交換品を無料で送る、とある(希望に沿えない場合もあるとの断りつき)
  • 返し方……届いた荷物に、返却用の着払い伝票が同梱されている。届いたときのバッグに品物を入れて、下山した翌日中に返送の手続きを済ませる。返送は最寄りのクロネコヤマトの集配所か、クロネコヤマトを扱うコンビニからできる
  • 汚れたままでよいか……使ったあとの汚れたままで返してかまわない、と書かれている。ただしQ&Aでは、雨などで水気が多いと配送業者が荷物を受け付けない可能性があるので、その場合はビニール袋などに入れてから、届いたときの梱包材に入れて返すよう求めている
  • 遅れたとき……次に使う人がいるので返却日は必ず守るよう求めていて、遅れた場合は延長料金を請求することがある、としている

キャンセルと日程の変更

予定が変わったときの決まりも、申し込む前に読んでおきたい。

ご利用方法のページによると、キャンセルはメールか問い合わせフォームで連絡し、利用日の前日までに連絡した場合に限り、キャンセル料なしで全額を返金する。利用日の当日以降のキャンセルは受け付けない、とある。Q&Aでも、理由にかかわらず使用開始日の前日までに連絡すれば、キャンセル料なしで全額返金すると書かれている。

日程の変更についてQ&Aは、使用開始日の前日までの受け付けで、変更できるのは1回限りとしている。また、使用開始日の前日までに連絡すれば使用開始日を延期でき、商品を受け取ったあとの場合は、1回限り、最長で14日後まで変更できる、とある。

壊した・なくした・汚したとき

Q&Aに書かれている負担の決まりは次のとおりだ。

  • 破損……通常の使い方の範囲内で壊れたのなら、弁償は特に必要ない。カスタマーセンターに連絡したうえで返却する。客の不注意や誤った使い方で壊した場合は、修理代金として、その商品のメーカー希望小売価格を上限に負担する
  • 紛失……その商品のメーカー希望小売価格を上限に負担する
  • 汚れ……洗わずに、汚れたそのままで返送してよい

ご利用方法とQ&Aのページで確かめた範囲では、申し込み時に付ける保険のような選択肢の記載は見当たらなかった。気になる場合は、申し込む前に問い合わせて確かめてほしい。

もう1つ、ご利用方法のページには、商品を使って起きた事故について、商品の不具合によるものを含めて責任を負いかねること、そして使う前に正常に使えるかを必ず確かめるよう書かれている。借りた靴や雨具は、届いた日のうちに一度身につけて、壊れていないかも見ておきたい。

何回借りると、買う値段に届くか

比べ方は単純で、購入価格 ÷ 1回のレンタル料(送料を含む)で、何回借りると購入価格に届くかが出る。ここでは、メーカーの公式オンラインストアに出ている価格を1つの例として使う。

例1:登山靴だけ

モンベルのマウンテンクルーザー400 Men’sは、公式オンラインストアで22,800円(税込)だった(2026年9月25日時点)。

レンタルの登山靴は1泊2日で4,500円。10,000円に届かないので、送料1,000円がかかる。

  • 1回あたり:4,500円 + 1,000円 = 5,500円
  • 4回借りた場合:5,500円 × 4 = 22,000円
  • 5回借りた場合:5,500円 × 5 = 27,500円

この組み合わせでは、4回目までは借りた合計が購入価格より低く、5回目で購入価格を超える。

例2:靴・雨具・ザックの3点

3点セットは1泊2日で10,000円。合計が10,000円以上なので送料はかからない。

買う側は、上の靴に、モンベルのストームクルーザー ジャケット Men’s(公式オンラインストアで22,000円・税込)を足すだけで、次のようになる。

  • 靴と雨具の上着:22,800円 + 22,000円 = 44,800円
  • 3点セットを4回借りた場合:10,000円 × 4 = 40,000円
  • 3点セットを5回借りた場合:10,000円 × 5 = 50,000円

雨具のズボンとザックはまだ入っていない。それでも、靴と上着の2点だけで、セット4回分の料金を超える。

この計算には前提がある。レンタルの雨具はミズノの上下で、上で値段を拾ったモンベルの品とは別の品だ。買う品の価格は、メーカーや型で大きく変わる。2泊3日で借りれば1回のレンタル料は上がる。数字はあくまで「計算のしかた」の例として見て、自分が買おうとしている品の値段と、自分が行きそうな回数を入れ直してほしい。秋の紅葉シーズンに1回だけ行くのか、来年の春や夏にも歩きたいのかで、答えは変わる。

もう1つ、上の計算は1回ずつ借りる料金を回数ぶん足したものだ。やまどうぐレンタル屋の商品ページには、2回以上、または長期で借りる人向けに「マンスリーレンタル」を案内する記載がある。最低の利用期間は3ヶ月で、申し込みはホームページからのクレジットカード決済に限られる。月ごとの料金は、この記事で読んだページには載っていなかった。2回以上借りそうなら、その料金も公式ページで確かめて比べてほしい。

また、雨具の商品ページには、借りた品をそのまま買える案内がある。手元にある商品を、レンタル料金3,000円に6,000円を足した参考販売価格9,000円で、そのまま購入できるとしている(返却の前にコールセンターか問い合わせフォームへ連絡する)。ただし、追加の金額や買い取りできるかどうかはレンタル予約時から変わることがあり、条件は買い取りを申し込んだ時点のものになる、と断っている。例2で買う側に置いたモンベルの上着とは別の品だが、借りてから買うかを決める道もある。

靴だけは、試し履きしてから買いたい理由

回数の計算で「買うほうが安い」となっても、靴だけはすぐに通販で決めないほうがよい。理由は、メーカー自身の案内に書かれている。

モンベルのフットウエアの選び方は、合わない靴を選ぶとケガなどのトラブルにもつながりかねない、としている。そのうえで、どんなに優れた靴でも自分の足の形に合わなければ意味がない、実際に試着して、指が当たっていないか、かかとが浮かないかを確かめるように、と案内している。同じサイズ(足長)でも、ワイズ(足囲)によってフィット感は大きく異なるとも書いていて、幅の広い人向けのワイドモデルを用意している。

サイズの目安について、同社の登山靴の選び方 for Womenは、登山用の靴下を履いた状態で、つま先に1cm程度のすき間がある大きさを最適としている。試し履きのときは店のテストトレイルを使って、つま先が当たらないか、足がずれないかを確かめるよう書いている。

靴下も関係する。同社の登山用ソックスの選び方は、ソックスの厚みが変わると靴のフィット感も変わり、合わないソックスは靴ずれなどの原因になるとして、靴を買うときは、実際に使うソックスを履いて試着するよう求めている。

レンタルの側のQ&Aにも、サイズについての案内がある。やまどうぐレンタル屋のQ&Aは、登山用の厚みのある靴下を履くので、普段の靴より0.5cm~1.0cmほど大きいサイズを選ぶよう案内し、新宿店(通年営業)と河口湖店(夏期限定営業)で試着ができるとしている。また、今後ずっと登山を続けるなら、登山靴を買って履き慣らして登るのがよいかもしれない、とも書いている。

ここからは筆者の整理だ。靴は、足の形・幅・靴下の組み合わせで合う合わないが決まり、それは写真や数字では確かめられない。だから次のような順番が考えられる。

  • 初めての紅葉登山は、靴も含めて借りてみる(届いたらすぐ試着し、合わなければ交換を頼む)
  • 続けたいと思ったら、自分が履く登山用の靴下を持って店に行き、試し履きしてから買う
  • 雨具やザックも届いたら試着してサイズを確かめ、そのうえで回数の計算で決める方法もある

向いているのはどちらか

ここからも、上の公式の記載をもとにした筆者の整理だ。

借りるほうが合いやすいのは、次のような条件のときだ。

  • 今年の秋に行くのは1〜2回の予定で、この先も続けるか決めていない
  • 自分の足に合う登山靴のサイズや形が、まだ分からない
  • 使う日の3営業日より前に予定が決められる
  • 返却のために、下山した翌日中にコンビニなどへ持ち込める

買うほうが合いやすいのは、次のような条件のときだ。

  • 上の計算の回数に、この先の予定が届きそう
  • 行く日を直前に決めたい(レンタルの申し込みは、受け取りを希望する日の3営業日前まで)
  • 紛失や、不注意での破損の負担を気にせずに使いたい
  • 店で試し履きをして、合う靴が見つかった

全部を同じ方法にそろえる必要もない。靴だけ先に試し履きして買い、雨具とザックは借りる、あるいはその逆、という分け方もできる。紅葉の時期や標高による早まり方は、紅葉キャンプの時期の記事で、秋の服の重ね方は9月キャンプの服装の記事でまとめている。

申し込む前に確かめたいこと

  • 何泊ぶんの料金か(日帰りでも1泊2日の料金になる)
  • 合計が送料無料の10,000円に届くか。届かない場合は送料1,000円を足して比べる
  • 受け取りたい日の3営業日前までに申し込めるか
  • 届いた日にすぐ試着できるか(サイズ交換は在庫がある場合に限られる)
  • 下山した翌日中に返送の手続きができるか
  • キャンセルは利用日の前日までか。日程の変更は何回までか
  • 不注意で壊した・なくした場合は、メーカー希望小売価格を上限に負担すること

上で読んだ、やまどうぐレンタル屋の料金と在庫は、公式サイトで確かめられる。

やまどうぐレンタル屋(登山用品レンタル)の公式サイトを見る

※広告リンクです。料金・送料・キャンセルの条件は、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

靴下の替えや行動食のように、借りるほどでもない細かい物は、通販でそろえる方法もある。

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まとめ

  • やまどうぐレンタル屋で、この記事で拾った登山靴・雨具・ザックの単品は1泊2日で1点3,000〜4,500円、3点セットは10,000円(いずれも税込・2026年9月25日時点)。日帰りでも1泊2日の料金になる
  • 合計10,000円以上で送料無料、10,000円未満は送料1,000円。靴だけ借りる場合は送料込みで比べる
  • 返却は同梱の着払い伝票で、下山した翌日中に手続きする。汚れたままでよいが、水気が多いときはビニール袋に入れる
  • キャンセルは利用日の前日までの連絡なら全額返金。当日以降は受け付けない
  • 通常の使い方で壊れた場合は弁償は特に必要なく、不注意での破損や紛失は、メーカー希望小売価格を上限に負担する
  • この記事の例では、登山靴は5回目で購入価格を超え、3点は靴と上着の2点だけでセット4回分を超えた。これは1回ずつ借りる料金での計算で、2回以上・長期ならマンスリーレンタル(最低3ヶ月・カード決済のみ)の案内もある。自分の買う品と回数で計算し直してほしい
  • 靴は足の形・幅・靴下でフィット感が変わる。買うなら、使う靴下を履いて試し履きしてから

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2018年11月1日

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