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ファミリーキャンプ1泊の費用はいくら?3人家族の上限予算27,700円の内訳と、協会調査のキャンプ費用の読み方

ファミリーキャンプ1泊の費用はいくら?3人家族の上限予算27,700円の内訳と協会調査の23,258円

家族でキャンプに1泊するときの費用は、キャンプ場の利用料だけでなく、交通費・食費・入浴代・薪や炭の代金まで足して考える。ある3人家族が費目ごとに「ここまでなら出せる」と決めた1泊2日の上限予算は、合計27,700円だった。日本オートキャンプ協会の調査(白書2025)では、ガソリン代・食費・キャンプ場の利用料などを含めたキャンプ費用は23,258円、キャンプ場の平均利用料金は5,246円となっている。この記事では、この数字の中身と、キャンプ場利用料以外にかかるお金の内訳、費用を抑えるコツまで順番に整理する。

日本オートキャンプ協会の調査にあるキャンプ費用(白書2025)

オートキャンプ白書のキャンプ費用のグラフを読むゴリラの絵

まず全体像から見ていこう。一般社団法人日本オートキャンプ協会が2025年7月に発行した「オートキャンプ白書2025」によれば、キャンプ場の利用料、ガソリン代、食費などを合わせたキャンプ費用は23,258円で、2023年と比べて2,865円の上昇だ。協会は、諸物価の高騰を受けて費用が上がったと見ている。

同じ調査で、キャンプ場そのものの利用料金の平均は5,246円だという。2023年に初めて5,000円を超え、今回さらに上がったとのことだ。ここで気をつけたいのは、この23,258円が「1泊あたり」とは書かれていないことだ。協会のお知らせのページは「キャンプ費用」とだけ書いていて、1泊ぶんなのか1回ぶんなのか、何人ぶんなのかは、このページからは読み取れない。同じページには、1年間にキャンプをした平均が5回・6.7泊ともあり、1回のキャンプが1泊とは限らない。家族で1泊するときの予算そのものではなく、キャンプにかかるお金の大きさをつかむ目安として見ておきたい。

なお、協会は2026年9月1日に「オートキャンプ白書2026」の発行を知らせている。ただ、公開されている発行のお知らせと巻頭要約(PDF)には、キャンプ費用や平均利用料金の数字は見当たらなかった。この記事の23,258円・5,246円は、1つ前の白書2025の数字だ。

内訳①キャンプ場の利用料|サイト料金と入場料は別のことがある

キャンプ場の受付で、サイト料金と入場料を払う親子のゴリラの絵

キャンプ場利用料と一口に言っても、料金の組み立て方はキャンプ場ごとに違う。キャンプ場情報サイトの解説によると、家族4人でのキャンプ場利用料の合計は5,000円から10,000円が目安で、一人当たりに換算すると1,250円から2,500円ほどになるという。サイトの種類でも相場は変わり、区画が決まっている区画サイトは5,000円から10,000円、仕切りのないフリーサイトは1,000円から3,000円ほどと、区画サイトのほうが高くなりやすい傾向がある。

道具を持っていない・足りない場合はレンタルという手もある。同サイトでは、4人用のテントで1泊2,500円から6,000円、寝袋は500円から1,500円がレンタル料の目安として挙げられている。同サイトによれば、多くのキャンプ場ではサイト利用料とは別に、人数に応じた入場料や施設利用料が設定されている。そのため、予約前に「サイト料金のみか」「入場料込みか」を確認しておくと、当日の想定外の出費を防げる。

内訳②食費・交通費・薪代など、サイトの外でかかるお金

食材と薪を車に積み、サイトの外でかかる費用を考える親子のゴリラの絵

キャンプ場利用料だけを見ていると、実際の費用感とはズレが出やすい。協会の調査が示す23,258円という総額には、キャンプ場の利用料のほか、ガソリン代や食費などが含まれている。自宅からキャンプ場までの距離が伸びれば、そのぶんガソリン代は増える。ほかにも、薪や炭の購入費、入浴施設を使う場合の入浴代、電源サイトを使う場合の追加料金など、サイト利用料の外側にかかるお金がある。

例:3人家族の1泊の上限予算は27,700円(費目ごとの内訳)

1泊のキャンプの予算を、費目ごとにノートで分けるゴリラの絵

数字だけではイメージがつかみにくいので、費目ごとに金額を出している個人ブログの例を1つ見てみよう。ただし、これは実際に払った金額の記録ではない。「背伸びしないblog」の筆者は、キャンプ場によって料金も交通費も変わるため、自分の家(3人家族)がキャンプ1泊に出せる金額の上限で計算した、と断っている。費目ごとに、これ以上は高いと感じる金額を積み上げたのが次の表だ。

項目 許容できる上限金額
交通費 6,000円
食料代 10,000円
サイト料 5,000円
入浴代 2,000円
入場料 2,000円
炭・薪代 1,700円
オプション費 1,000円
合計 27,700円

これは1つの家族が決めた上限予算であり、実際にかかった金額でも、全世帯の平均でもない。ただ、費目の並びは先ほどの協会調査に含まれるもの(ガソリン代・食費・キャンプ場の利用料など)とも重なっており、「どこにお金がかかるか」の解像度を上げるには参考になる。同ブログの筆者は、旅館やホテルに泊まる場合も試算していて、交通費6,000円のほか、宿代を大人1人15,000円・子どもはその半額と置くと、1泊2日で43,500円ほどになるという。そのうえで、キャンプのほうが総額は抑えられるとしつつも「決して安いレジャーではない」とも書いている。道具をそろえる初期費用は、この金額には含まれていない。

ファミリーキャンプの費用を抑える5つのコツ

空いた平日のフリーサイトで、費用を抑えてテントを張る親子のゴリラの絵

キャンプ場情報サイトの解説では、料金を抑えるコツとして次の5つが挙げられている。

  • オフシーズン・平日を狙う:ゴールデンウィークやお盆、夏休み期間などのハイシーズンは料金が最も高く設定されている
  • 公営のキャンプ場を選ぶ:国や自治体が運営するキャンプ場は、民間運営より料金が安い傾向で、無料の施設もある
  • フリーサイトを利用する:区画サイトより料金が安いのが一般的
  • 道具は購入・シェアも検討する:頻繁に行くなら購入のほうが安くなる場合があり、友人とシェアすれば一人あたりの初期費用を減らせる
  • お得なプラン・クーポンを活用する:連泊割引や平日限定プラン、予約サイトの割引、キャンプ協会の会員割引などがある

ひとつだけ注意しておきたいのが、安さを求めてSNSの広告から買い物をするときだ。消費者庁によると、全国の消費生活センターなどには、令和3年の秋以降、アウトドア用品の公式通販を名乗る偽のサイトに注文してしまったという相談が数多く届いている。手口は、SNSの安売り広告などから、人気ブランドのロゴや商品画像を無断で使った偽サイトへ誘い込み、代金を払わせるものだと消費者庁は説明し、注意を呼びかけている。掘り出し物を探すのはいいが、リンク先が公式サイトかどうかは支払う前に確認したい。

道具の初期費用をどこまでかけるか迷っている人は、ソロキャンプ道具一式はいくら?で公式ストアの価格から組んだ一例を出しているので参考にしてほしい。キャンプ場選び自体のポイントはキャンプ場の選び方、人気サイトの予約のコツはキャンプ場の予約が取れないときの段取りにまとめている。

まとめ

日本オートキャンプ協会「オートキャンプ白書2025」と、キャンプ場情報サイト・個人ブログの上限予算の例から分かったことを整理する。

  • 協会の調査(白書2025)では、ガソリン代・食費・キャンプ場の利用料などを含めたキャンプ費用は23,258円(2023年より+2,865円)、キャンプ場の平均利用料金は5,246円。ただし「1泊あたり」とは書かれておらず、年間の平均は5回・6.7泊
  • 家族4人のキャンプ場利用料は合計5,000円〜10,000円が目安。区画サイトかフリーサイトかで相場は変わる
  • 費用の内訳はサイト利用料だけでなく、ガソリン代・食費・薪代・入浴代など、サイトの外にもかかる
  • ある3人家族が費目ごとの「出せる上限」を積み上げた1泊の予算は27,700円(実際の支出ではなく上限予算。旅館泊の試算よりは抑えられるが「安いレジャーではない」とも書いている)
  • オフシーズン・公営キャンプ場・フリーサイト・道具のシェア・割引プランの活用で、費用は抑えられる

何にいくらかかるかが見えていれば、次のキャンプの予算も立てやすくなる。行き先や装備を決める前に、まずは内訳を頭に入れておくといい。

参考にした情報源

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